旬の食材
2024.11.10
11月の旬の食材「カワハギ」
秋が深まり、冬の足音が聞こえてくる11月。この季節の海の恵みとして注目したいのが「カワハギ」です。透き通った白身と、なんとも言えない豊かな味わいを持つこの魚は、秋から冬にかけて旬を迎え、特に肝が脂の乗った濃厚な味わいで、多くの人々に愛されています。今回は、そんなカワハギの魅力について、歴史や栄養、選び方などを交えてご紹介します。
【カワハギの旬】
カワハギは、冷たい海水の中で成長し、寒さが増す11月に最も美味しい季節を迎えます。肝が大きくなり、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。この時期に釣れるカワハギは、刺身や煮付け、さらには鍋料理にしても絶品で、その肝をソースやタレにすると、まろやかな風味が料理全体を引き立てます。カワハギは、寒さが増すほどにその旨味が凝縮され、「旬の中の旬」とも言える11月は、この魚の美味しさを存分に堪能できる時期です。
【カワハギの栄養】
カワハギは、低脂肪高タンパクで、体に優しい魚としても知られています。また、肝にはビタミンAやビタミンB群、鉄分が豊富に含まれており、疲労回復や免疫力向上に役立ちます。ビタミンAは視力の維持や皮膚の健康に重要であり、寒い季節にしっかりと摂取したい栄養素です。また、肝にはコレステロールを減らす効果が期待されるEPAやDHAも含まれており、美味しさだけでなく、健康面でも嬉しい効果を持つ食材です。
【美味しいカワハギの選び方】
美味しいカワハギを見分けるためには、いくつかのポイントがあります。
〇目の透明感
新鮮なカワハギは目が透き通っていて輝きがあります。目が濁っている場合は鮮度が落ちている可能性があるため、注意しましょう。
〇肝の色合い
肝が白っぽいものよりも、クリーム色でぷっくりとしているものの方が味が濃厚です。
〇身の締まり具合:
身がしっかりとして弾力があるカワハギを選ぶと、食感も楽しめます。
【カワハギの歴史と文化】
カワハギは、古くから日本人に親しまれてきた魚で、特に江戸時代には高級魚として重宝されていました。庶民の間でも「肝の王様」として知られ、その濃厚な肝を使った料理が特別なご馳走とされていたそうです。現在でも、カワハギの肝は珍味として扱われ、料亭や和食店などでも秋冬の風物詩として愛されています。
【カワハギの調理法】
カワハギは刺身にするとその身の甘さと肝の濃厚さが絶妙に絡み合い、贅沢な味わいを楽しむことができます。また、煮付けや鍋料理にすることで、身がほろほろと崩れる柔らかさと旨味を堪能できます。肝はソースやタレにして刺身に絡めたり、煮汁に溶かして旨味を引き立てたりと、さまざまな料理でその魅力を発揮します。
◎カワハギの肝ポン酢刺身
このレシピでは、カワハギの肝をポン酢と合わせてタレにし、刺身に添えることで、濃厚な肝の旨味とポン酢の酸味が引き立つ味わいを楽しめます。
△材料
カワハギの刺身:適量
カワハギの肝:1個
ポン酢:大さじ2
青ねぎ(小口切り):少々
もみじおろし:適量
△作り方
1. カワハギの肝をさっと湯通しして、粗くつぶします。
2. ボウルに肝とポン酢を加えて混ぜ合わせ、タレを作ります。
3. 刺身用に切ったカワハギの身を器に盛り付け、肝ポン酢タレを添えます。
4. 青ねぎともみじおろしをお好みで加え、味と香りを引き立てます。
11月は、カワハギが最も美味しくなる季節。ぜひ旬の新鮮なカワハギを選び、家族や友人と一緒に、秋から冬へと移りゆく季節の味覚を堪能してみてください。
旬の食材
2024.10.15
10月の旬の食材「秋刀魚」
秋の風が心地よく吹き始め、木々が色づき、季節の移ろいを感じる10月。こんな季節に欠かせない味覚のひとつが「秋刀魚(さんま)」です。海の恵みが豊かに感じられるこの時期、秋刀魚は脂がのって、まさに絶品の味わいを楽しむことができます。日本の秋を代表する魚であり、炭火で焼いた香りが漂うと、秋の訪れをさらに感じさせてくれる食材です。今回は、そんな秋刀魚の魅力を、歴史や選び方、栄養面なども交えてご紹介します。
【秋刀魚の旬】
秋刀魚の名前は、その長く細い姿が刀のようであり、秋に多く漁獲されることから名づけられました。秋の季節を迎えると、さんまは冷たい海流に乗って南下し、北海道から本州へと移動します。この時期に漁獲された秋刀魚は、脂がたっぷりと乗り、その濃厚な味わいは10月ならではのもの。塩焼きや刺身にしても、その旨味が一層引き立ちます。特に10月は秋刀魚の「旬の中の旬」といえる時期で、魚本来の美味しさを楽しむには絶好のタイミングです。
【秋刀魚の栄養】
秋刀魚は、健康にも嬉しい食材です。DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が豊富で、これらは脳の活性化や心臓疾患のリスクを下げる効果が期待されています。また、ビタミンDも多く含まれており、骨の強化や免疫力アップに役立ちます。さらに、鉄分やビタミンB群も豊富で、貧血予防や疲労回復をサポートしてくれます。秋の味覚として楽しむだけでなく、栄養バランスが良いことも秋刀魚の魅力のひとつです。
【美味しい秋刀魚の選び方】
美味しい秋刀魚を見極めるには、いくつかのポイントがあります。
1. 目の透明感
新鮮な秋刀魚は、目が透き通っています。目が濁っているものは鮮度が落ちている可能性があるので、目の澄んだものを選びましょう。
2. お腹の膨らみ
お腹がしっかりと膨らんでいる秋刀魚は、脂がしっかりと乗っています。焼いたときにじゅわっと出る脂が、美味しさを引き立てます。
3. 皮の銀色の輝き
皮が光り輝く銀色をしているものは、新鮮で身がしっかりしている証拠です。皮がくすんでいたり、鱗が剥がれているものは鮮度が落ちている可能性があります。
4. 口の色
口先が黄色い秋刀魚は、脂が乗っているとされています。これも新鮮で美味しい秋刀魚を見極めるポイントです。
【秋刀魚の歴史と文化】
秋刀魚は日本の歴史においても、庶民の魚として古くから親しまれてきました。平安時代の文献にも記載があり、江戸時代には秋の風物詩として焼き秋刀魚が楽しまれていました。特に焼き秋刀魚の香ばしい香りは、日本の秋の風情を象徴するものとして、俳句や詩歌にも登場します。この香りは、町中に秋の到来を知らせる一種の合図ともいえる存在です。
【秋刀魚の調理法】
秋刀魚は、シンプルに塩焼きにするのが定番です。炭火で焼き上げることで、脂がじゅわっと溶け出し、皮がパリッと香ばしく仕上がります。そこにレモンやすだちを絞って、さっぱりといただくのが人気の食べ方です。その他にも、刺身や寿司、煮付けなど様々な方法で楽しむことができます。刺身にすると、脂がとろけるような口当たりを楽しめますし、煮魚では身がほろほろと崩れ、絶妙な食感が味わえます。
10月は、秋刀魚が最も美味しくなる時期。家族や友人と一緒に秋刀魚を囲み、秋の味覚を楽しむ時間は、季節の移ろいを感じさせてくれます。市場やスーパーで新鮮な秋刀魚を選び、秋の深まりを味わいながら、季節のひとときを満喫してみてください。
旬の食材
2024.09.05
9月の旬の食材「青梗菜」
9月に入り、暑さが和らぎ、秋の気配が感じられる季節となりました。涼しくなるこの時期には、栄養たっぷりの緑黄色野菜が食卓に彩りを添えます。その中でも、特に注目したいのが「青梗菜(チンゲンサイ)」です。今回は、9月の味わいを楽しむために、青梗菜についてご紹介します♪
【青梗菜の旬】
青梗菜の旬は、一般的に秋から冬にかけてです。特に9月から11月にかけてが最も美味しい時期で、茎が太く、葉が柔らかい青梗菜が市場に豊富に出回ります。この時期に収穫された青梗菜は、みずみずしさと甘みが増し、炒め物やスープ、和え物などさまざまな料理に適しています。旬の青梗菜を手に入れて、秋の訪れを感じながらその美味しさを堪能しましょう。
【青梗菜の栄養】
青梗菜は、ビタミンA、ビタミンC、カルシウムが豊富な野菜です。ビタミンAは視力や皮膚の健康を保つのに役立ち、ビタミンCは免疫力を高める効果があります。また、カルシウムは骨の健康をサポートし、特に成長期の子どもや骨密度が気になる方におすすめです。さらに、低カロリーでありながら食物繊維が豊富で、腸内環境を整える効果もあります。青梗菜は、美味しさだけでなく、健康にも多くの利点をもたらす栄養価の高い食材です。
【青梗菜の選び方】
新鮮な青梗菜を選ぶ際には、まず茎の部分に注目しましょう。茎が太く、しっかりとした張りがあるものが新鮮で、甘みがあります。また、葉が鮮やかな緑色で、しおれていないものを選びましょう。茎と葉のバランスが良く、全体にツヤがあるものが美味しい青梗菜の目安です。これらのポイントをチェックすれば、美味しい青梗菜を選ぶことができます。
【青梗菜の簡単レシピ】
青梗菜を使った簡単なレシピとして、「青梗菜と豚肉のオイスターソース炒め」をご紹介します。まず、青梗菜を洗って根元を切り落とし、茎と葉を分けます。次に、豚肉をフライパンで炒め、色が変わったら茎の部分を加えます。軽く塩こしょうをして、最後に葉を加え、オイスターソースを回しかけてさっと炒め合わせたら完成です。青梗菜のシャキシャキとした食感と豚肉の旨味が絶妙にマッチした一品です。
青梗菜は、秋の味覚を楽しむための食材です。新鮮な青梗菜を使って、季節の恵みを感じながら、美味しい料理を堪能してくださいね♪
旬の食材
2024.08.18
8月の旬の食材「葉唐辛子」
8月に入り、夏の暑さがピークを迎えるこの季節には、夏バテ防止にも役立つ栄養豊富な食材が数多く出回ります。その中でも、特に注目したいのが「葉唐辛子」です。今回は、8月の味わいを楽しむために、葉唐辛子についてご紹介します♪
【葉唐辛子の旬】
葉唐辛子の旬は、一般的に夏から初秋にかけてです。特に8月は、葉が柔らかく、風味が豊かな時期で、ちょうど唐辛子の実がつく前の若葉が美味しく食べられます。この時期に収穫された葉唐辛子は、辛味とほろ苦さが程よく、和食のアクセントとして大変人気があります。新鮮な葉唐辛子を手に入れて、夏の風味を存分に楽しんでみましょう。
【葉唐辛子の栄養】
葉唐辛子は、ビタミンA、ビタミンC、そしてカルシウムが豊富に含まれています。ビタミンAは視力の維持や皮膚の健康に寄与し、ビタミンCは免疫力を高める効果があります。また、カルシウムは骨の健康をサポートします。さらに、葉唐辛子に含まれるカプサイシンは、脂肪燃焼を促進する作用があり、夏のダイエットにも一役買ってくれます。
【葉唐辛子の選び方】
新鮮な葉唐辛子を選ぶ際には、まず葉の色と質感に注目しましょう。鮮やかな緑色で、しっかりとした張りがあるものが新鮮です。また、葉が薄くて柔らかいものほど、風味が強く美味しいです。茎が太くて硬いものは、少し辛味が強くなる傾向がありますが、これは好みによって選ぶと良いでしょう。
【葉唐辛子の簡単レシピ】
葉唐辛子を使った簡単なレシピとして、「葉唐辛子の佃煮」をご紹介します。まず、葉唐辛子をよく洗い、適当な大きさに切ります。次に、鍋に醤油、みりん、砂糖を入れて火にかけ、そこに葉唐辛子を加えて煮詰めます。煮汁が少なくなり、葉がしんなりとしたら完成です。ご飯のお供や、おにぎりの具材としてもぴったりで、葉唐辛子のピリッとした辛味がクセになる一品です。
葉唐辛子は、夏の味覚を楽しむための独特な食材です。新鮮な葉唐辛子を使って、暑い夏を元気に乗り切る美味しい料理を堪能してくださいね♪
旬の食材
2024.07.20
7月の旬の食材「すいか」
7月に入って日差しがさらに強まり、夏本番を感じる季節がやってきました。夏の食材がたくさん出回るこの時期、特に注目したいのがすいかです。今回は、夏の味わいを存分に楽しむために、すいかについてご紹介します♪
【すいかの旬】
すいかの旬は、一般的に初夏から真夏にかけてです。特に7月から8月にかけてが最も美味しい時期で、甘みが強く、みずみずしいすいかが市場に豊富に出回ります。この時期に収穫されたすいかは、鮮度が高く、甘みと風味が格別です。新鮮なすいかを手に入れて、その美味しさを堪能しましょう。
【すいかの栄養】
すいかは、ビタミンCやリコピンが豊富な果物です。ビタミンCは免疫機能を強化し、肌の健康を保つのに役立ちます。また、リコピンは抗酸化作用が強く、体内のフリーラジカルを除去する効果があります。さらに、水分が多く含まれているため、夏の水分補給にも最適です。すいかは、美味しさだけでなく、健康にも多くの利点をもたらす栄養価の高い食材です。
【すいかの選び方】
新鮮なすいかを選ぶ際には、まず見た目と音をチェックします。色が鮮やかな緑色で、表面がつややかで均一なものが新鮮です。また、叩いたときに「ポンポン」と軽やかな音がするものを選びましょう。重さもポイントで、同じサイズでも重いものは水分がたっぷり含まれている証拠です。これらのポイントをチェックすれば、美味しいすいかを選ぶことができます。
【すいかに塩をかけて食べる理由】
すいかに塩をかけて食べるという習慣は、古くから多くの地域で見られるものですが、この組み合わせには、いくつかの理由があります。
まず、塩をかけることで甘みが引き立つ「対比効果」があります。塩味が甘みを強く感じさせるため、すいかの甘さが一層際立ちます。
次に、塩を加えることで水分補給が効果的になります。夏は汗をかいて塩分が失われやすく、すいかの水分と塩を同時に摂ることで、熱中症予防に役立ちます。
また、風味のバランスを取ることも理由の一つです。甘すぎると感じることのあるすいかに塩を加えることで、甘さを抑えつつ全体の風味を整えることができます。
暑い夏の日には、ぜひこの伝統的な食べ方を試してみてください。
夏を思いっきり感じることが出来るすいかを、ぜひご賞味くださいね♪
旬の食材
2024.06.07
6月の旬の食材「スナップエンドウ」
6月に入り、日差しが強まり、夏の訪れを感じる季節がやってきました。植物が元気に育つこの時期には、みずみずしい食材がたくさん出回ります。その中でも、特に注目したいのがスナップエンドウです。今回は、旬の味わいを楽しむために、スナップエンドウについてご紹介します♪
【スナップエンドウの旬】
スナップエンドウの旬は、一般的に春から初夏にかけてです。特に4月から6月にかけてが最も美味しい時期で、甘みが強く、シャキシャキとした食感のスナップエンドウが市場に豊富に出回ります。この時期に収穫されたスナップエンドウは、鮮度が高く、甘みと風味が格別です。新鮮なスナップエンドウを手に入れて、夏の訪れを感じながらその美味しさを堪能しましょう。
【スナップエンドウの栄養】
スナップエンドウは、ビタミンCやビタミンKが豊富な野菜です。ビタミンCは免疫機能を強化し、肌の健康を保つのに役立ちます。また、ビタミンKは骨の健康をサポートし、血液凝固を助ける働きがあります。さらに、食物繊維も豊富で、腸内環境を整える効果があります。スナップエンドウは、美味しさだけでなく、健康にも多くの利点をもたらす栄養価の高い食材です。
【スナップエンドウの選び方】
新鮮なスナップエンドウを選ぶ際には、まず見た目と触感をチェックします。色が鮮やかな緑色で、しっかりとした張りがあるものが新鮮です。また、さやが太く、つやがあるものを選びましょう。指で軽く押してみて、弾力があり、硬すぎないものが美味しいスナップエンドウの目安です。これらのポイントをチェックすれば、美味しいスナップエンドウを選ぶことができます。
【スナップエンドウの簡単レシピ】
スナップエンドウを使った簡単なレシピとして、「スナップエンドウのバター炒め」をご紹介します。まず、スナップエンドウの両端を切り落とし、筋を取ります。次に、フライパンにバターを熱し、スナップエンドウを加えて中火で炒めます。軽く塩とこしょうで味を調え、全体にバターが絡んだら完成です。シンプルですが、スナップエンドウの甘みとバターの風味が絶妙にマッチした一品です。
スナップエンドウは、初夏の味覚を存分に楽しむための食材です。新鮮なスナップエンドウを使って、季節の恵みを感じながら、美味しい料理を堪能してくださいね♪
旬の食材
2024.05.13
5月の旬の食材「筍」
5月に入り、暖かな日差しが心地よい季節となりました。新緑が美しく、自然が生き生きとするこの時期には、春の食材が豊富に出回ります。その中でも、特に注目したいのが筍(たけのこ)です。今回は、旬の味わいを楽しむために、筍についてご紹介します♪
【筍の旬】
食用として一般的なモウソウチクのたけのこは、3月から5月にかけてが旬とされています。出荷量は3月から徐々に増え始め、4月頃にはピークを迎えます。特に4月から5月にかけてが最も美味しい時期で、柔らかくて香り高い筍が市場に並びます。この時期の筍は、ほのかな甘みと独特の食感が特徴で、さまざまな料理に活用されます。新鮮な筍を手に入れて、春の味わいを存分に楽しみましょう。
【筍の栄養】
筍は低カロリーで食物繊維が豊富な食材です。食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防や改善に役立ちます。また、カリウムも多く含まれており、体内の塩分バランスを調整する効果があります。さらに、ビタミンB群やビタミンEが含まれており、疲労回復や抗酸化作用も期待できます。筍は、美味しさと健康を兼ね備えた優れた食材です。
【筍の選び方】
新鮮な筍を選ぶ際には、まず見た目と手触りをチェックします。表面が湿っていて、触るとずっしりと重みがあるものが新鮮です。また、皮がついているものを選ぶと鮮度が保たれやすいです。切り口が白くて新鮮であることも確認しましょう。これらのポイントをチェックすれば、美味しい筍を選ぶことができます。
【筍の簡単レシピ】
筍を使った簡単なレシピとして、「筍ご飯」をご紹介します。まず、筍を茹でて皮を剥き、薄切りにします。米2合を研ぎ、水を通常の水加減より少なめに入れます。出汁100ml、醤油大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1を加え、薄切りにした筍をのせて炊飯します。炊き上がったら、全体を混ぜ合わせて完成です。簡単で風味豊かな筍ご飯をぜひお試しください。
筍は、春の味覚を存分に楽しめる食材です。新鮮な筍を使って、季節の恵みを感じながら、美味しい料理を堪能してくださいね♪
旬の食材
2024.04.22
4月の旬の食材「わらび」
4月に入り、徐々に暖かくなり、自然も芽吹き始める季節がやってきました。寒い冬を乗り越えた先には、春の息吹が感じられる食材がたくさん出回ります。その中でも、山菜のわらびは、春の訪れを感じさせてくれる特別な存在です。今回は、春の風物詩とも言えるわらびについてご紹介します♪
【わらびの旬】
わらびの旬は、地方により時期に開きがあり、九州の3月中旬頃に始まり4月中旬から5月の連休辺りは本州で最盛期を迎え、6月初旬位になると東北など北の地方が旬となります。この時期のわらびは、若々しくて柔らかく、ほのかな苦味とともに豊かな風味が楽しめます。春の息吹を感じながら、旬のわらびを存分に味わってください。
【わらびの栄養】
わらびは栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。特にビタミンAやビタミンCが豊富で、免疫力を高める効果があります。また、食物繊維も多く含まれているため、腸内環境を整えるのにも役立ちます。さらに、カルシウムや鉄分も含まれており、骨の健康や貧血予防にも効果的です。わらびは、栄養満点な春の食材として、健康維持にも役立ちます。
【わらびの選び方】
新鮮なわらびを選ぶ際には、まず見た目と触感をチェックします。色が鮮やかで、茎がしっかりとしていて折れにくいものが新鮮です。また、茎の先がふさふさとしているものを選びましょう。これらのポイントをチェックすれば、美味しいわらびを選ぶことができます。
【わらびの簡単レシピ】
わらびを使った簡単なレシピとして、「わらびのお浸し」をご紹介します。まず、わらびをアク抜きします。わらびを水に浸け、重曹を少し加えて一晩置きます。次に、水で洗ってアクを抜き、適当な長さに切ります。わらびをさっと茹でて、水気を切ります。最後に、醤油や鰹節をかけて完成です。簡単でヘルシーな一品をお楽しみください。
春の訪れとともに、旬のわらびを楽しんでみてはいかがでしょうか。自然の恵みを感じながら、季節の味わいを堪能してくださいね♪
旬の食材
2024.03.19
3月の旬の食材「苺」
3月に入り、少しは暖かくなるだろうと期待していたところ、逆に2月より冷え込む日があったりして、春の訪れはもう少し先かなと感じる日々が続いています。しかし、この寒さもあと少しの辛抱です。厳しい冬を乗り越えた3月の旬の食材には、美味しさと栄養がぎゅっと詰まっています。今回は、見た目にも春を感じさせてくれる苺について探ってみましょう♪
【苺の旬】
苺の旬は一般的に春から初夏にかけてです。特に4月から6月ごろが最も美味しい時期で、新鮮で甘みが豊かな苺が市場に豊富に出回ります。この時期に収穫された苺は、日照りと温かさによって甘みが増し、酸味が程よくバランスの取れた味わいになります。そのため、春から初夏にかけて、旬の苺を存分に楽しむことができます。
【苺の栄養】
苺はビタミンCが豊富で、免疫機能を強化し、肌の健康や血管の強化にも役立ちます。また、フィボフラヴォノイドやポリフェノールなどの抗炎症作用や抗酸化作用があり、心血管疾患や炎症性疾患のリスクを低減する効果も期待されます。さらに、苺にはフィベリンやフォリン酸も含まれ、妊娠中の女性や脳の健康にも良い影響を与えるとされています。総じて、苺は美味しさだけでなく、健康にも多くの利点をもたらす栄養価の高い果物です。
【苺の選び方】
新鮮な苺を選ぶ際には、まず見た目をよくチェックします。色が全体的に鮮やかで、傷や腐敗がなく、甘い香りがするものが新鮮です。またヘタが青々としているものを選びましょう。これらのポイントをチェックすれば、美味しい苺を選ぶことができます。
【苺の簡単レシピ】
苺と一緒に買った後、使い切れずに冷蔵庫に入れっぱなしになりがちな練乳を使った簡単レシピ、苺練乳シャーベットをご紹介します。
苺を洗ってヘタを取り除き一度冷凍します。カチコチに凍ったら常温に戻し、半解凍の状態にします。苺200gと練乳大さじ2をなめらかになるまでミキサーにかけて完成!簡単で美味しく練乳も消費できる一石三鳥の簡単レシピです。是非、お試しください♪
子どもも大人も大好きな苺。もうすぐ訪れる春を感じながら、旬の味を楽しんでくださいね♪
旬の食材
2024.02.16
2月の旬の食材「小松菜」
立春を迎え、日中は暖かく感じられる日も増えてきましたが、朝晩はまだまだ冷え込むことがありますね。季節の変わり目に、風邪などひかれませぬよう温かくして過ごしてくださいね。
冬の寒さは人にとっては堪えますが、実はこの寒さが野菜を美味しく育ててくれたりします。
通年、スーパーで見かける小松菜も、冬の寒さに耐えようと栄養をたくさん蓄えていて、この時期の小松菜は青臭さが少なく甘みもアップしています。
今回は、旬を迎えた小松菜について探ってみます♪
【小松菜の旬】
小松菜は主に冬から春にかけて旬を迎えます。特に寒い季節に栽培されることが多く、冬から初春にかけての期間が旬の時期です。この時期に栽培された小松菜は、寒さによって甘みが増し、青臭さが少なくなる傾向があります。そのため、美味しくて栄養価の高い小松菜を楽しむなら、冬から春にかけての季節が最適です。
【小松菜の栄養】
小松菜はとっても栄養が豊富で、ビタミンAやC、K、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄などがたくさん含まれています。これらの栄養素は、目の健康や風邪予防、元気な骨や筋肉、心臓の働き、血液の健康、体の炎症を抑える効果があります。小松菜を食べると、体が元気になって、健康的な生活が送れます。
【小松菜の選び方】
小松菜を選ぶ際には、まず葉の状態を確認し、鮮やかな緑色でしっかりとしているものを選びます。茎はしなやかで、しっかりとしたものが新鮮です。また、新鮮な小松菜は爽やかな香りがします。さらに、重みを感じる程度の水分が含まれているかや、葉や茎が痛んでいないかをチェックすると良いですね。これらのポイントをチェックすれば、美味しい小松菜を選ぶことができます。
【小松菜の簡単レシピ】
小松菜と言えばお浸しが真っ先に思いつきますが、お湯を沸かさないといけないのが気になるところ。お湯を使わずフライパン一つでさっとできる簡単レシピをご紹介します。
フライパンにオリーブオイル大1さじとスライスしたニンニク1欠をじっくりと熱します。食べやすい大きさにカットした小松菜を入れ、蓋をして2分ほど蒸し焼きに。仕上げに塩を適量ふりかければ完成です。塩の代わりに鶏がらスープの素を小さじ半でも美味しいです。
普段から親しみのある小松菜は栄養もたっぷり、お浸し以外にも様々なレシピを楽しむことが出来ます。しっかりと栄養をとって、季節の季節の変わり目を健康に乗り切ってくださいね♪
旬の食材
2024.01.09
1月の旬の食材「カリフラワー」
謹賀新年。
旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり、誠にありがとうございました。
本年も一層のサービス向上を目指し、社員一同、誠心誠意勤める覚悟でございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
最近は本当に寒い日が続きますね。ニュースを見ていると、雪国では大雪が降ったりして、本格的な冬の到来を感じます。今回は、雪景色のように真っ白な見た目が特徴的なカリフラワーについて探ってみます!
【カリフラワーって?】
真っ白なブロッコリーのような見た目が特徴的なカリフラワー。それもそのはず、ブロッコリーが突然変異により白化したものがカリフラワー。また、一般的には、白いカリフラワーがよく知られていますが、他にもオレンジや紫の品種など、さまざまな色のカリフラワーが存在します。
【カリフラワーの旬】
カリフラワーは一般的に秋から冬にかけてが旬です。特に1月がカリフラワーの収穫シーズンとされています。近年では温室栽培によって通年で入手できる場合もあります。
【カリフラワーの栄養と効果】
カリフラワーは低カロリーでありながら、ビタミンCやビタミンK、葉酸、カルシウム、カリウムなどの栄養素を豊富に含んでいます。特に、胎児の健康な成長を促進する葉酸が含まれているので、妊婦の方にもおすすめの野菜です。
【カリフラワーの選び方】
新鮮で質の良いカリフラワーは、白く、ツヤがあり、しっかりと密集した花蕾を持っています。茎や葉はみずみずしく、黄色や茶色に変色していないことを確認しましょう。手に取ってみて、しっかりとした重みのあるものが良いでしょう。これらのポイントに気をつければ、新鮮で美味しいカリフラワーを選ぶことができます。
【カリフラワーの簡単レシピ】
茹でる以外に炒めても美味しいカリフラワー。フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、1cm幅にスライスしたカリフラワーとニンニクの薄切りをいれ、焼き色がついたらふたをします。カリフラワーに火が通ったら、塩コショウをふりかけて出来上がり。簡単に作れておすすめの一品です。
ブロッコリーとはまた違う美味しさが楽しめるカリフラワー。ご紹介したレシピ以外にもたくさんの食べ方がありますので、是非試してくださいね♪
旬の食材
2023.12.18
12月の旬の食材「鱈」
12月に入って、寒さがますます厳しくなり、本格的な冬の季節になってきましたね。
外に出ると寒さが身に沁みますが、冬ならではの美味しい旬の食材がたくさんある季節でもあります。
今回は、あっさりした味わいで鍋にも揚げ物にもムニエルにも使える「鱈」をテーマに、鱈の旬、栄養と効果、選び方、そして美味しい食べ方について探ってみましょう♪
【鱈の旬】
鱈の旬は主に冬から春にかけてです。寒冷な海域で水温が下がると、鱈は美味しさが増し、旨みが凝縮します。特に12月から2月が旬で、その時期に水揚げされた鱈は脂がのっていて、柔らかくてジューシーな味わいが楽しめます。
【鱈の栄養と効果】
鱈は栄養価が高く、健康に良い食材として知られています。まず、豊富なタンパク質を含んでいて、筋肉の形成や修復に役立ちます。また、鱈には不飽和脂肪酸が豊富で、心臓血管の健康をサポートし、コレステロール値を改善する助けとなります。さらに、ビタミンDやビタミンB12、ミネラル類(亜鉛、リン、セレンなど)も含まれていて、免疫機能の向上や骨の健康維持に役立ちます。また、鱈には低カロリーであるため、ダイエット中の人にもおすすめです。鱈は栄養豊富で消化吸収が良く、体に優しい食材として健康維持や美容に貢献してくれます。
【新鮮な鱈の切り身の選び方】
鱈の切り身は、透明感があって身が張っているものが鮮度抜群です。逆に皮に光沢がなくなってきている切り身は鮮度が落ちているかも。また身の色が真っ白ではなく、少しピンクがかったものを選ぶと良いでしょう。
【鱈の簡単レシピ】
お鍋以外にもおすすめなのが、鱈の竜田揚げ。一口大に切った鱈を、料理酒大さじ1醤油大さじ1すりおろし生姜小さじ1の漬けダレに15分ほど冷蔵庫で漬け込みます。あとは片栗粉をまぶしてから、170℃位に熱した揚げ油で5分程度あげるだけ。お酒にもよく合う一品です♬
体にも優しく栄養豊富な旬の味を、是非味わってくださいね。
旬の食材
2023.11.18
11月の旬の食材「白菜」
日中でも肌寒さを感じるようになり、外に出かける時にはアウターが欠かせない季節になってきました。
いよいよ冬間近、身も心も温まる鍋が食べたくなりますね。
今回は、鍋には欠かせない食材の「白菜」をテーマに、白菜の旬、栄養と効果、選び方、そして美味しい食べ方について探ってみましょう♪
【白菜の旬】
白菜は主に秋から冬にかけて旬を迎えます。特に寒い季節が白菜の甘味を引き出し、食感もよりシャキッとしたものになります。
【栄養と効果】
白菜はビタミンC、ビタミンK、ビタミンB6などのビタミン類や食物繊維、カルシウム、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンCは免疫力の強化に役立ち、食物繊維は消化を助け、カルシウムは骨や歯の健康をサポートしてくれます。
【白菜の選び方】
新鮮な白菜は外側がしっかりとした葉で覆われているので、葉の表面に傷やしおれがないことを確認しましょう。また、白菜は水分を多く含んでいる野菜ですので、手に持ったときにずっしりと重みを感じる白菜がおすすめです。
【白菜の美味しい食べ方】
鍋に入れて食べるのが白菜の美味しい食べ方ですが、鍋だけでは食べ切れずに余らしてしまったりしますよね。そんなときは白菜のサラダがおすすめです。細く切った白菜に塩を振って約10分なじませた後に水気をよく絞ってください。あとはマヨネーズで和えたり、お好みのドレッシングをかけたりするだけ。とっても簡単に一品つくれちゃいます。
栄養も豊富で寒い季節にピッタリの白菜。今しか味わえない旬の味覚を堪能してくださいね♪
旬の食材
2023.10.20
10月の旬の食材「柿」
カラッと爽やかな風が心地いい、過ごしやすい季節になってきました。夜になると気温が20度を下回ることも増えてきたので、寝冷えなどで体調を崩さないよう気を付けてお過ごしくださいね。
秋が深まるこの季節になると、日本人にとって最も親しみ深い果物の柿が旬を迎えます。今回は、柿の旬、栄養と効果、選び方、日本国内の名産地、そして美味しい食べ方について探ってみましょう♪
【柿の旬】
柿の旬は10月から11月にかけてが一般的で、懐かしい甘みと風味が楽しめます。
【新鮮な柿の選び方】
全体がオレンジ色をしていて、ヘタが緑色で乾燥や変色をしていないものを選んでください。また、手に取ると見た目以上にずっしりと重さを感じるものも新鮮な柿の証拠です。
【柿に含まれる栄養】
柿にはビタミンCやビタミンAなど、健康に良い栄養素が豊富に含まれています。なかでもビタミンCは、柿1個で1日の必要量をほぼまかなえるほど含まれており、免疫力を強化し、美肌効果もあります。空気が乾燥しがちで免疫力が低下しやすいこの時期にピッタリの果物です。
【柿の産地】
柿は、東北から九州にかけて、日本の広い地域で生産されていますが、中でも和歌山県は全国で生産される柿の5分の1を生産しています。その生産量は40年以上連続で日本一を誇ります。また、和歌山県九度山町の富有柿は、和歌山の豊かな自然に育まれ、品質面でも日本一を誇っています。
【柿の美味しい食べ方】
柿のオレンジ色とモッツァレラチーズの真っ白のコントラストがきれいな柿とモッツァレラチーズのカプレーゼはいかがでしょうか。カプレーゼはトマトを使うのが定番ですが、柿の優しい甘さが、モッツァレラチーズと相性抜群です。いつもとちょっと違う柿の楽しみ方を、ぜひお試しください♪
旬の食材
2023.09.20
9月の旬の食材「巨峰」
日中はまだまだ日差しが強く、暑さを感じる日も多いですが、夜になると気温が下がり、外から虫の鳴き声が聞こえてくるなど、秋の気配を感じる季節になってきました。
日本の秋は、豊かな実りの季節です。秋の味覚として知られる数々の果物の中でも、特に注目されるのがブドウの王様「巨峰」ではないでしょうか。
今回は、甘くてジューシーで、複雑な味わいも楽しめる巨峰の旬や栄養と効果、産地、そして美味しい食べ方について探ってみましょう。
【巨峰の旬】
8月から10月頃にかけてが巨峰の旬です。この時期になると、熟し始めた実が甘く豊かな風味を持つようになります。
夏の暑さが引いて過ごしやすい気候の中で、実が十分に糖分を蓄えて、味が濃厚になります。
【巨峰の栄養】
巨峰は、栄養を豊富に含んでいます。
まず、甘みの元となるブドウ糖が豊富で、脳の働きを活発にしてくれます。ブドウ糖は体内に大量に蓄えておくことができないので、毎日の食事で適度に摂取する必要があります。
また、カリウムや食物繊維も含まれており、血圧の調整や消化促進を助けてくれます。
【巨峰についている白い粉って安全?】
巨峰についている白い粉は「ブルーム」を呼ばれるもので、食べても安全です。ブルームは巨峰が新鮮な証拠でもあるので、巨峰を選ぶ際はきれいにブルームがついていて、皮の色が濃いものを選んでくださいね。
【巨峰の美味しい食べ方】
そのまま食べたり、ヨーグルトに入れて食べたり、様々な美味しい食べ方がある巨峰ですが、簡単にできて暑い時にピッタリなのが、皮ごと冷凍させる方法です。
作り方は、粒を軸から丁寧に外して保存用バッグや容器に入れ、冷凍庫で凍らせるだけ。
シャリシャリのシャーベット状になった巨峰を楽しむことができます。食べるときは少し溶かしてあげれば皮もツルンと簡単に剥けちゃいます。
また、冷凍すれば日持ちしにくい巨峰も長期保存が可能になるので、余った巨峰を活用する際にもお試しくださいね。
日本の秋の味覚の一つとして、その甘くて爽やかな風味で多くの人々を魅了する巨峰。健康にも良いこの果物を、秋の訪れとともにぜひ堪能してみてくださいね♪
旬の食材
2023.08.21
8月の旬の食材「イチジク」
毎日、ものすごい暑さが続きますね。
こんなにも暑いと冷やしても食べやすく栄養価が高いものが食べたくなりますね。
古くから愛されているイチジクは、甘くて風味豊かな味わいだけでなく、「不老長寿の果物」とよばれるほど栄養価が高く健康への効果も注目されていて、暑い時期の栄養補給にピッタリの果物です。
今回は、イチジクの栄養と効果や産地、旬、そして美味しい食べ方について探ってみましょう。
【イチジクの栄養と効果】
イチジクは、独特な外観と甘さだけでなく、豊富な栄養素も特徴です。特に以下の栄養素が含まれており、美容と健康維持に役立ちます。
食物繊維
イチジクは食物繊維の宝庫です。食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり、便秘の予防などお腹の調子を整える働きがあります。
ビタミンE
抗酸化作用が強いビタミンEが豊富に含まれており、細胞の酸化と老化を防ぐ働きがあることから、「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
葉酸
葉酸はビタミンB12とともに赤血球を作ることから「造血のビタミン」とも呼ばれています。さらにDNAやタンパク質の合成を促進し、細胞の生産や再生を助けます。特に胎児の正常な発育にとって欠かせない栄養素で、妊活・妊娠中の女性にうれしい栄養素です。
抗酸化物質
イチジクには抗酸化作用のあるアントシアニンが含まれており、体内の酸化ストレスから細胞を保護してくれます。
カルシウム
カルシウムは骨や歯の形成や健康を維持してくれます。また筋肉や神経、酵素の働きなど多くの生体機能を正常に保つ働きがあります。
【イチジクの名産地】
イチジクは、様々な地域で収穫されていますが、和歌山県や愛媛県などがその代表です。
和歌山県の温暖な気候と最適な降水量、豊かな太陽光に恵まれた地域で栽培されたイチジクは、特に甘みが強く風味豊かと評価されています。
また、愛媛県では風光明媚な瀬戸内海の影響を受けたイチジクが収穫され、その味わい深さが多くの人々に愛されています。
【イチジクの旬】
イチジクは夏から秋にかけてが旬の時期です。特に8月から10月にかけてが収穫のピークで、旬のイチジクは果皮が艶やかで、触れると少し柔らかさを感じる程度がちょうど良い状態です。旬のイチジクを食べると、その瑞々しい果汁と甘さを存分に楽しむことができます。
【美味しい食べ方】
イチジクはそのまま食べるだけでなく、さまざまな食べ方が楽しめる果物です。以下にいくつかのアイディアをご紹介します。
生食
イチジクをそのまま食べるのが一番シンプルな楽しみ方です。皮ごと食べられるので、手軽に食べることができます。
チーズとの相性
イチジクとチーズの組み合わせは絶品です。クリーミーなチーズとイチジクの甘みが調和し、贅沢な味わいを楽しむことができます。
サラダ
イチジクをサラダに加えることで、さわやかな甘みと食感がプラスされます。ホウレン草やナッツと合わせて、バラエティ豊かなサラダを楽しんでみてください。
ジャムやコンポート
イチジクを煮詰めてジャムやコンポートにするのもおすすめです。朝食やおやつに楽しむことができます。
スムージー
イチジクをスムージーの材料として活用することで、栄養豊富な飲み物を楽しむことができます。
いかがでしょうか。イチジクはその風味豊かな味わいと健康効果から、多くの人々に愛されています。さまざまな食べ方を通じて、その魅力を存分に堪能してみてください。
旬の食材
2023.07.04
7月の旬の食材「鰻」
熱い夏の季節がやってきましたね。
この時期、日本では「土用の丑の日」という風習をよく耳にします。昔から、体調が崩しやすい季節の変わり目(土用)に、丑の日にちなんで「う」がつく食べ物が食べられてきました。
特に夏はバテやすい時期であり、精がつく鰻や疲労回復効果のある梅干しなどが人気です。今では土用の丑の日といえば、鰻を思い浮かべる人も多いでしょう。
鰻は、日本料理の一つで、その独特な風味と食感で多くの人々を魅了してきました。栄養価も高く、食欲をそそる香りが漂うこの魚は、まさに日本料理の宝石と言える存在です。そこで今回は、鰻の歴史や調理法についてご紹介します。
【鰻料理の歴史について】
鰻が日本で食べられるようになった歴史は、古く遡ることができます。実際、鰻は日本の食文化において重要な位置を占めており、その歴史は数百年にわたります。
鰻の食文化の起源ははっきりとはわかっていませんが、奈良時代(8世紀から9世紀)にはすでに存在していたと考えられています。当時、鰻は川や湖などの淡水域で捕獲され、一般の人々によって食べられていました。しかし、当時の鰻はまだ現在のような特殊な調理法で調理されることはありませんでした。
鰻がより一般的に食べられるようになったのは、江戸時代(17世紀から19世紀)以降です。この時代になると、鰻は特に夏季の暑い時期に栄養価が高く、疲労回復に効果があるとされていたため、特に人気が高まりました。また、江戸時代には江戸(現在の東京)が日本の政治的・経済的な中心地となり、多くの人々が集まるようになりました。その結果、鰻の需要が急増し、鰻料理の専門店や屋台が次第に広まっていきました。
江戸時代の終わり頃から明治時代(19世紀末から20世紀初頭)にかけて、鰻の養殖技術が発展しました。これにより、天然鰻だけでなく養殖鰻も広く流通するようになりました。養殖鰻の普及により、鰻はより身近な存在となり、多くの人々に親しまれるようになりました。
現代の日本では、「鰻の蒲焼き」として知られる調理法が一般的です。鰻は蒲焼きにすることで香ばしさと甘みが引き立ち、独特の美味しさを楽しむことができます。さらに、鰻は栄養価が高く、夏場の暑さによる疲労回復や滋養強壮に効果があるとされ、多くの人々に愛されています。
また、鰻の養殖技術の発展により、鰻は季節や地域を問わずに入手できるようになりました。伝統的な鰻の蒲焼きのほかにも、鰻丼や鰻の刺身、鰻寿司など、多様な鰻料理が存在します。また、近年では鰻を使った創作料理や洋風のアレンジメニューも登場し、新たな食文化として広まってきています。
鰻が日本の食文化において重要な位置を占めるのは、その独特の味わいや栄養価だけでなく、歴史と伝統に裏打ちされた深い背景があるからです。日本人にとって、鰻は夏の風物詩であり、特別な食材の一つとして大切にされています。
【鰻の栄養について】
鰻は、その特有の風味とともに、栄養価の高い食材として知られています。以下に、鰻の栄養価の主な要素をご紹介します。
1. タンパク質: 鰻には高品質のタンパク質が豊富に含まれています。100グラムの鰻には約18〜20グラムのタンパク質が含まれており、筋肉の成長や修復、免疫機能の維持に役立ちます。
2. 脂質: 鰻は比較的高い脂質含有量を持っていますが、そのほとんどは不飽和脂肪酸です。特にOmega-3脂肪酸(DHA、EPA)が豊富で、心血管健康や脳の機能維持に役立ちます。
3. ビタミン類: 鰻にはさまざまなビタミンが含まれています。ビタミンB12は神経機能や赤血球形成に重要であり、鰻には豊富に含まれています。また、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどもわずかですが鰻に含まれています。
4. ミネラル: 鰻はミネラルの豊富な源です。特に、亜鉛、カルシウム、リン、鉄などが含まれており、骨や歯の健康、酸素の運搬、免疫機能のサポートに役立ちます。
また、鰻にはコリンと呼ばれる栄養素も含まれています。コリンは脳の機能や神経伝達物質の合成に関与し、記憶力や学習能力の向上に役立つとされています。
ただし、鰻は一部の人にとってアレルギー反応を引き起こすことがありますので、アレルギーの症状に注意し、適度な量を摂取するようにしましょう。
総合的に言えば、鰻はタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養素をバランスよく含んだ食材です。健康的な食事の一部として、おいしい鰻料理を楽しんでください。
【鰻の蒲焼の温め方】
以上の方法で蒲焼きを温めることができます。購入した蒲焼きに温め方の指示がある場合は、その指示に従うことも重要です。
1. オーブンを使用する方法:
- バットに網を敷き、鰻を並べてお湯かけ余分な脂やたれを洗い流し、キッチンペーパー等で水気をふき取ります。
- オーブンを180度に設定し予熱します。
- 鰻のかば焼きをアルミホイルの上に乗せ、酒を小さじ2杯程度振りかけます。お酒を振りかけることで臭みが減り、身がふっくらとなります。
-アルミホイルで包みます。ホイルの上部を閉じてしっかりと封じるようにします。
- オーブンで約10分間加熱します。しっかりと焼き直すことで風味を引き出します。
- 十分に温まったら、たれをかけて完成です。
2. フライパンを使用する方法:
- バットに網を敷き、鰻を並べてお湯かけ余分な脂やたれを洗い流し、キッチンペーパー等で水気をふき取ります。
- フライパンに鰻を並べ、大さじ2杯程度の酒を全体にふりかけ、中火にかけます。ふつふつとしてきたら蓋をし、2~3分程度蒸し焼きにします。
- 十分に温まったら、たれをかけて完成です。
どの方法を選ぶかは、利用できる設備や好みによって異なるかもしれません。ただし、鰻を暖める際には過熱しないよう注意し、風味や食感を損なわないようにしましょう。
鰻は、日本の食文化に深く根付いた食材であり、その独特な風味と栄養価の高さから多くの人々に愛されてきました。特に暑い夏の季節には、鰻を食べて元気を取り戻しましょう。
旬の食材
2023.06.26
6月の旬の食材「オクラ」
爽やかな初夏の風が吹き抜ける6月。
この季節にぴったりの野菜といえば、この時期に旬を迎えるオクラです。オクラはその特徴的な形状と独特の食感から、世界中で愛されている野菜です。しかも、その栄養価と健康効果には目を見張るものがあります。
このコラムでは、オクラの魅力を探求してみましょう。
【オクラの栄養について】
健康食材として有名なオクラには、以下のような栄養素が豊富に含まれています。
食物繊維
オクラは食物繊維の一種であるペクチンを多く含んでいます。食物繊維は消化を助け、便通を促進するだけでなく、血糖値の上昇を緩やかにし、コレステロールの吸収を抑える効果もあります。
ビタミンC
オクラはビタミンCの良い供給源です。ビタミンCは免疫力を高めるだけでなく、抗酸化作用によって細胞のダメージを防ぎ、コラーゲンの生成を促進し、肌や血管の健康をサポートします。
カルシウム
オクラにはカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に重要であり、神経や筋肉の正常な機能を維持するためにも必要です。
鉄分
オクラには鉄分が含まれており、赤血球の形成や酸素の運搬に重要な役割を果たします。適切な鉄摂取は貧血の予防やエネルギー生産にもつながります。
マグネシウム
オクラにはマグネシウムが含まれています。マグネシウムは体内の酵素反応やエネルギー代謝に関与し、神経や筋肉の正常な機能を維持する役割があります。
オクラはこれらの栄養素をバランスよく含んでおり、健康な食事に取り入れることで様々な効果を期待することができます。
【オクラの美味しい食べ方】
オクラはさまざまな料理に活用することができ、その特徴的な食感と風味を楽しむことができます。
生食
オクラは生で食べることもできます。新鮮でプリッとした食感を楽しむために、オクラを洗い、ヘタを切り落としてから生のままサラダや和え物に加えると良いでしょう。さっぱりとした味わいとシャキシャキとした食感が楽しめます。ただし大量に食べ過ぎると、オクラに含まれている水溶性食物繊維の働きで、お腹が緩くなってしまうことがあるので注意してくださいね。
軽い蒸し料理
オクラを蒸すことで、食感が柔らかくなり、独特の粘り気が増します。オクラを蒸し器で蒸してから、軽く塩をふって食べると美味しいです。また、蒸しオクラは、ポン酢やごまだれなどのつけダレと一緒に食べるのもおすすめです。
炒め物
オクラを炒めることで、食感が残りつつも香ばしさが加わります。フライパンにごま油やオリーブオイルを熱し、オクラを炒め、塩や醤油、お好みの調味料で味付けをすると、簡単で美味しい一品が完成します。他の野菜やお肉と一緒に炒めることで、さらに風味豊かな料理になります。
漬物
オクラは漬物にも適しています。オクラを塩漬けにしたり、酢やしょうゆ、糖などを使って漬け込むと、酸味や甘みが加わり、風味豊かな漬物ができあがります。食卓のおかずとしてだけでなく、お酒のおつまみとしても楽しめます。
これらはオクラを美味しく楽しむ一部の方法ですが、実際にはさまざまな料理に活用することができます。煮物や揚げ物、スープに加えるなど、自分の好みやアイデアに合わせてオクラを使った料理を楽しんでみてください。
【オクラを使ったレシピ】
●もちもちオクラと鶏肉の炒め物
〇材料(2人分)
オクラ...100g
鶏もも肉...200g(適宜切り分ける)
にんにく...2片(みじん切り)
しょうが...1片(みじん切り)
醤油...大さじ2
ごま油...大さじ1
砂糖...小さじ1/2
塩...少々
こしょう...少々
ごま...適量(お好みで)
〇作り方
オクラはヘタを切り落とし、縦に半分に切ります。
鶏もも肉は適宜切り分け、塩とこしょうで下味をつけます。
中火で熱したフライパンにごま油を加え、にんにくとしょうがを炒めます。
鶏もも肉を加えて炒め、表面がこんがりと焼き色がつくまで調理します。
オクラを加え、さらに炒めます。オクラがもちもちとした食感になるまで炒めるのがポイントです。
醤油と砂糖を加えて全体を絡め、調味料が均等になじむように炒め続けます。
器に盛り付けて、お好みでごまを振りかけて完成です。
このレシピでは、オクラの食感と鶏もも肉の旨みが絶妙に絡み合い、簡単に美味しい一品が作れます。オクラの栄養素を活かしながら、ヘルシーな炒め物を楽しむことができます。ご飯やおかずと一緒にお召し上がりください。
今回のコラムでは、オクラについての栄養と効果、そして簡単なレシピについてご紹介しました。オクラは見た目の魅力だけでなく、栄養価も高く、さまざまな料理に活用できる野菜です。
これからの季節、オクラが美味しい時期になりますので、ぜひ新鮮なオクラを手に入れて、その魅力を堪能してみてください。生食や蒸し料理、炒め物など、さまざまな調理法でオクラの美味しさを引き出すことができます。
どんな料理にもアクセントとなるオクラの魅力を存分に味わい、良い食卓と美味しい食事の時間をお過ごしくださいね。
旬の食材
2023.05.25
5月の旬の食材「枇杷(びわ)」
しとしとと降る雨が梅雨の訪れを感じる季節になりました。雨が降ると朝晩に冷え込むこともあるので、きちんとお布団を被って寝てくださいね。
今回は、枇杷の栄養、美味しい枇杷が収穫される産地、枇杷の旬、そして枇杷を活かしたおすすめの料理方法についてご紹介いたします。
【枇杷の栄養について】
枇杷は、古くから親しまれている果物の一つです。その豊かな風味と栄養価の高さから、多くの人々に愛されています。
枇杷にはビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富に含まれています。特にビタミンCは抗酸化作用があり、免疫力の向上や美肌効果に役立ちます。また、カリウムは体内の水分バランスを整える役割があり、高血圧の予防にも効果的です。さらに、枇杷に含まれる食物繊維は腸内環境を整え、お通じを促進する効果があります。
【枇杷の産地について】
日本国内では、主に長崎県や千葉県、香川県、またここ和歌山も枇杷の産地として有名です。これらの地域は、温暖な気候と良質な土壌があり、枇杷の栽培に適しています。
特に千葉県県の南房総地域は、日本有数の枇杷の産地であり、大粒でみずみずしい枇杷が収穫されます。これらの産地では、伝統的な栽培方法や知識が受け継がれており、品質にこだわった枇杷が育てられています。
【枇杷の旬について】
ビワの旬は初夏ですが、ハウス栽培が進んで、1月頃にはハウス物の早生種が長崎から出回り始め、3月頃からは長崎の茂木ビワも並び始めます。
最も食べ頃の時期は初夏の頃で、和歌山は下津の枇杷も7月ごとが旬となります。旬の枇杷は、果肉が甘くてジューシーであり、実の色合いも鮮やかです。この時期に食べると、その美味しさを存分に楽しむことができるでしょう。
【枇杷の美味しい食べ方】
枇杷を活かしたおすすめの美味しい食べ方をご紹介します。
まずは、シンプルな食べ方として、生でそのまま食べる方法があります。皮をむいて、実を取り出してそのまま頬張ると、甘みと風味が口いっぱいに広がります。
また、枇杷を使ったデザートとして、枇杷のシャーベットやジャム、ゼリーなどを作ることもできます。今回は、枇杷の甘さが引き立ち、さわやかな味わいを楽しむことができるシャーベットのレシピをご紹介します。
〇枇杷のシャーベットのレシピ
材料:
枇杷: 500g
グラニュー糖: 100g
レモン汁: 1-2個分(お好みで調節)
作り方:
①枇杷を洗い、種と皮を取り除きます。果肉だけを使いますので、きれいに取り分けてください。
②枇杷の果肉をミキサーやフードプロセッサーに入れ、滑らかなピューレ状になるまでブレンドします。
③枇杷のピューレをボウルに移し、グラニュー糖を加えます。グラニュー糖の量はお好みで調整してください。甘さを控えめにしたい場合は、量を減らすこともできます。
④レモン汁を加え、よく混ぜ合わせます。レモン汁は、枇杷の甘さを引き立てるだけでなく、シャーベットを滑らかな食感にする役割も果たします。レモン汁の量は、酸味の好みに合わせて調整してください。
⑤ボウルの中身をアイスクリームメーカーに移し、メーカーの指示に従って処理します。もしアイスクリームメーカーをお持ちでない場合は、凍らせながら混ぜる方法でも代用することができます。その場合は、ボウルに入れたままのシャーベットを冷凍庫に入れ、約1時間ごとに取り出してよく混ぜることを繰り返します。これによってシャーベットに空気を含ませ、滑らかな舌触りになります。
アイスクリームメーカーで処理が完了したら、シャーベットを容器に移し、冷凍庫で数時間冷やします。しっかりと凍らせることで、滑らかなシャーベットの食感になります。
そのままでも美味しいですし、ミントの葉やフレッシュなフルーツと一緒に盛り付けるのもおすすめです。暑い夏の日に、ひんやりとした枇杷のシャーベットをお楽しみください。
枇杷は、その風味と栄養価の高さから、健康的な食事や美味しいデザートに取り入れるのに最適な果物です。旬の時期には、地元産の枇杷を選び、その豊かな味わいを楽しんでみてください。枇杷の魅力に触れることで、食卓がさらに彩り豊かになること間違いありません。ぜひ、枇杷の旨味と栄養を存分に味わってください。
旬の食材
2023.04.25
4月の旬の食材「鰆」
穏やかな気候で新緑の緑が爽やかさを感じさせてくれる春らしい季節になりましたね。今回は、魚偏に春と書く、まさに日本の春に相応しい食材の一つである鰆についてご紹介します。
【鰆の旬について】
魚偏に春と書くように、春から初夏にかけてが鰆の旬です。また、春に多く水揚げされることから、春を告げる祝い魚として古くから親しまれてきました。
この時期の鰆は、さっぱりとしていて身が引き締まっており、味が良くなるとされています。柔らかで魚臭さを感じない淡白な味わいがとっても美味しいですよね。
また、回遊魚である鰆は、日本では一年を通して北海道から沖縄まで広い範囲で水揚げされることから、実は旬が年に2回あります。
関西では春のこの時期、関東では12月から2月の冬が旬となっています。
冬の鰆は寒鰆と呼ばれ、脂ののりがよく、春の鰆よりもこってりとした濃厚な味わいを楽しむことができます。
【鰆の栄養について】
鰆には良質なたんぱく質や不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。ビタミンB12やビタミンDなどの栄養素も含まれており、健康にも良い食材として知られています。また、鰆はカロリーが低いため、ダイエット中の方にもおすすめの食材となっています。
【鰆のおすすめの料理方法】
鰆は、刺身、煮物、焼き物、蒸し物など、様々な料理に使われますが、特におすすめなのは「鰆の西京焼き」です。鰆に味噌と酒をからめて一晩寝かせ、焼き上げたもので、独特の甘い香りと味わいが楽しめます。
また、「鰆の煮付け」も定番の料理で、鰆の身がふっくらと柔らかくなり、出汁の風味がたっぷりと詰まった一品です。
冬の脂がのった鰆は、シンプルに塩焼きにすると、しっとりとした身に透き通った脂の味わいを楽しんでいただくことができます。
以上、鰆の旬、栄養、料理方法についてご紹介しました。鰆は、季節によって味が異なり、様々な料理方法で楽しめる食材です。ぜひ、この機会にご家庭の食卓に取り入れてみてください。
旬の食材
2023.03.20
3月の旬の食材「ひじき」
日ごとに暖かさを感じられるようになり、梅の花も見頃を迎える季節となりました。
新緑が一斉に芽吹き、海の中でも海藻がグングンと育っているこの時期(3月〜5月)に、「ひじき」が旬を迎えます。
ひじきは、日本の伝統的な食材で、栄養豊富な海藻の一種です。
乾燥ひじきが年中流通していて旬を感じることが少ないですが、旬のこの時期には鮮魚コーナーに「生」ひじきが並ぶことがあります。
ちなみに生と書かれていますが、ひじきにはアクや有毒物質が含まれているため、安心してお召し上がりいただけるように釜茹でなどの下処理がされています。
海の中で太陽の光を浴びて育ち、海のミネラルやビタミンをたっぷり含んでいるひじき。今回は、ひじきについての栄養、産地、おすすめの料理方法について詳しく見ていきましょう。
【ひじきの栄養について】
ひじきには、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンKなどたくさんの栄養が含まれています。特に、食物繊維が豊富で、腸内環境を整える効果があります。また、カルシウムは骨密度の維持に、ビタミンCは免疫力向上に効果的です。
これまでひじきは「鉄分の王様」として、多くの献立に利用されてきましたが、が、実は釜茹でをする時に使用していた鉄鍋の鉄分がひじきに移っていただけで、ひじき自体にはそれほど鉄分が含まれていない(一食当たりほうれん草の約半分ぐらい)ことがわかりました。
近年はステンレス製の鍋でゆでられるので鉄分の王様の座からは陥落してしまいましたが、鉄分だけでなく色々な栄養が豊富に含まれているので、昔も今も変わらず健康に役立つ食材のひとつです。
【ひじきの産地について】
ひじきは、日本全国の海岸に生息していますが、特に有名な産地としては、千葉県、三重県、長崎県や、ここ和歌山もひじきの産地として知られていて、それぞれの産地によって風味や味わいが異なります。
和歌山は串本の静かな海でとれる姫ひじきは、太くてこしがあり、炊くと粘りがあって柔らかく、皆様におすすめしたいひじきです。
【ひじきのおすすめの料理方法について】
ひじきは、煮物、和え物、スープなど、さまざまな料理に使われます。
煮物やスープにする場合は、醤油やみりん、昆布だしを加えて、優しい味わいに仕上げるのがおすすめです。
また、和え物にする場合は、ごま油や酢、しょうがを加えて、爽やかな味わいに仕上げるのがおすすめです。
ひじきの香りや食感を楽しむために、軽く湯がいてから調理するのがポイントです。
古くから日本で親しまれてきたひじき。旬の食材で健康になってくださいね♪
旬の食材
2023.02.13
2月の旬の食材「アサリ」
1月の終わりごろの寒さを思うと、日中は少し暖かい日が増えてきましたね。
もうすぐ訪れる春が待ち遠しくなってきます。
ただ真冬並みの寒さになってしまう日もあるようなので、お出かけ前や就寝前に予報を確認して、うっかり体を冷やして体調を崩さぬよう、お気を付けくださいね。
体を暖めてくれる温かいお料理がまだまだ食べたくなるこの季節、お味噌汁なんかは体も暖まるし健康にもいいしピッタリのお料理です。
そんなお味噌汁の具としても古くから親しまれているアサリが、旬(2月~4月)の時期を迎えています。
国内のアサリの産地として漁獲量ダントツ日本一を誇るのは、貝の生息地である干潟が数多く存在する愛知県です。
中でも自然豊かな伊勢湾や三河湾で育つアサリは、殻いっぱいにつまった身と旨みたっぷりの味わいで絶品です。
お味噌汁だけでなく、酒蒸しやパスタなど様々なお料理の食材として欠かせないアサリですが、美味しくいただくために砂抜きをしっかりと行うのがポイントです。
≪アサリの砂抜き≫
1.水を張ったボウルにアサリをいれ、手で貝と貝をこすり合わせながら、外側についた汚れをしっかりと落とします。
2.バットなどの容器にアサリを入れ、濃い目に作った塩水(約3%。水500mlに対して大さじ1杯15gの塩)を、アサリがほんの少しだけ出ているぐらいにひたひたに注ぎます。
3.バットにアルミホイルをかぶせ、常温で出来るだけ暗く静かな場所に2時間以上おいておきます。
4.アサリをボウルなどに取り出し、再度、水でよく洗って砂抜き完了です。
もし砂抜きを忘れてしまってお料理に間に合わないというときは、しっかりと水洗いしたアサリを50℃くらいのお湯に10分程度つけておくだけという裏技も!?
美味しくって栄養も豊富な旬のアサリを、ぜひご賞味くださいね♪
旬の食材
2023.01.07
1月の旬の食材「国産オレンジ」
謹賀新年。
旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり、誠にありがとうございました。
本年も一層のサービス向上を目指し、社員一同誠心誠意勤める覚悟でございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
年が明けてからも、毎日寒い日が続きますね。
家の中でも部屋によって寒暖差が激しかったり、のどが乾燥気味になってしまったり、風邪などを引いてしまいやすい時期でもあります。
そんな寒い時期を健康的に過ごすには、家の中でも暖かい格好をして過ごすと共に、しっかり水分とビタミン類を摂ることが重要です。
手軽に水分とビタミン類を取ることができる方法としてオススメなのが、柑橘類を食べること。
ちょうどこの時期に、太陽の光をいっぱいに浴びて育った国産オレンジが旬(1月から3月)を迎えます。
国産オレンジはここ和歌山でも栽培されていて、その生産量は、1位の広島、2位の静岡に続いて堂々の3位にランクインしています。
輸入されるオレンジのほとんどは酸味が強くジューシーなバレンシアオレンジが多いですが、国産オレンジは香り豊かで甘味が多く実の袋も薄くて食べやすいネーブルオレンジが多く栽培されています。
オレンジ類を食べる時にやっかいなのが、皮が薄く手でむきやすいみかんと比べて、皮がぶ厚くて手ではむきにくいこと。
無理に手でむくと実をぼろぼろにしてしまって、せっかくの果汁が流れ出てしまうことがあるので、ナイフなどでスマイルカットにして食べるのがオススメです。
スマイルカットに切った後に、実と皮の間にも切り込みを入れてあげると、お子様でも手軽に食べることができるようになります。
また余った皮はマーマレードにしたり、表面をすりおろしてキャロットラペの材料にしたり、無駄なくオレンジを楽しむことができるので、ぜひお試しください。
ビタミンCが多く含まれていて同時に水分も取ることができる国産オレンジで、冬も健康的にお過ごしくださいね♪
旬の食材
2022.12.20
12月の旬の食材「牡蠣」
ここ和歌山でもうっすらと雪が降り積もる日があったりと、すっかり冬の季節になりましたね。
何かと忙しい年末に体調を崩さないよう、加湿器をつけたり家の中でも一枚多めに重ね着するなどして、ぬくぬくと暖かくしてお過ごしくださいね。
こんな寒い日には温かいお鍋が食べたくなるこの時期、お鍋だけでなく様々なお料理が楽しめる冬の美味しい味覚、牡蠣が旬を迎えます。
牡蠣には血圧を下げる働きで注目されている成分、エイコサペンタイン酸(EPA)が豊富に含まれていて、血栓をできにくくして心臓病を防ぎ、血圧が上昇する原因となる血管の収縮をおさえてくれる働きがあるそうです。
美味しいだけでなく健康にもピッタリの牡蠣ですが、美味しく料理するためにも知っておきたいのが、牡蠣の洗い方です。
正しい洗い方で美味しく牡蠣を食べてくださいね。
【塩水がポイント!牡蠣の洗い方♪】
濃度が3%ぐらいの塩水(水1ℓに対して塩30g)で洗うのが一番のポイント。真水で洗うと牡蠣が水分を吸収してしまい旨みが抜けてしまいます。
①ボウルに張った塩水の中で牡蠣を洗いぬめりをとる。
②塩水を切り、片栗粉(または大根おろし)で混ぜるように洗い汚れをとる。
③片栗粉(または大根おろし)が黒ずんで汚れが十分落ちたら、再度、塩水で洗い片栗粉(または大根おろし)をおとす。
※ひと手間かかりますが、大根おろしで洗うと殺菌作用も期待できます。
以上で牡蠣の旨みを逃すことなく綺麗に洗うことができます。
お手頃価格でご購入いただける美味しい牡蠣を、今年もたっぷり楽しんでくださいね♪
旬の食材
2022.11.16
11月の旬の食材「長芋」
日中は暑くもなく寒くもなく過ごしやすいですが、朝晩は1桁台の気温になることもあり、暖房器具が必要な季節になってきましたね。
空気も乾燥しやすい時期になってきましたので、暖房器具と一緒に加湿器を併用するなどして、風邪など引かないように気を付けてくださいね。
ちなみに同じ室温でも、湿度が高い部屋の方が暖かく過ごせるそうですよ。
ますます寒くなる冬に向けて、健康で丈夫な体作りを心掛けたいこの時期に旬(11月~12月)を迎えるのが、栄養価がとっても高い「長芋」です。
長芋には、ビタミンB群やビタミンC群のビタミンや、カリウムや鉄、亜鉛などのミネラル成分がバランスよく含まれていています。
さらにさらに、腸内善玉菌のエサになる食物繊維や、アミラーゼなどの消化酵素も含まれています。
一つの食材でこれだけの体にイイ成分が含まれているなんて驚きですよね。
そんな栄養素を余すことなく体に取り入れるには、やはり生食が一番です。
すりおろしてとろろに、または細く切って短冊切りにと、工夫次第で様々な食感の長芋料理を楽しめます。
ひとつ気になるのが、芋に含まれるでんぷんって消化できないから生食しても大丈夫なの?ってこと。
確かに生のジャガイモをたくさん食べるとでんぷんの消化不良を起こしてお腹が痛くなったりします。
長芋にもでんぷんが含まれているので大丈夫!?と思われるかもしれませんが、長芋にはアミラーゼなどの消化酵素が含まれているので、芋類の中では珍しく生で食べても大丈夫なのです。
栄養いっぱいで、さらに生食で栄養しっかり体に取り込むことができる長芋で、冬に負けない体づくりをしてくださいね♪
旬の食材
2022.10.18
10月の旬の食材「マツタケ」
清々しい風が心地よい、秋らしい爽やかな季節になってきました。
昼の気温に比べて朝晩はグッと冷え込むことがあるので、油断して寝冷えしないように気をつけてくださいね。
秋は様々な食べ物が旬を迎える実りの季節です。
中でも「マツタケ」は秋の味覚の代表格ではないでしょうか?
人工栽培が難しく秋のほんの一時期しか収穫することができないため、希少価値が高く価格も高いですが、「香り松茸味しめじ」という言葉があるほど、日本人にとってマツタケの香りは別格です。
良いマツタケの見分け方としては、軸が太くしっかとしていて、傘がひらいていないこと。
また収穫されてから日が経つとマツタケの香りが飛んでしまうことがあるので、できれば近隣県で収穫されたマツタケを選ぶのも、良いマツタケを手に入れる方法の一つです。
そうして手に入れたマツタケを調理する際、せっかくの香りが飛んでしまわないように気を付けていただきたいのが、水で洗わないこと。
目立つ汚れがある場合は清潔な濡れ布巾などで優しく拭き、また石突についている汚れも、包丁で削るようにして取り除いてください。
天ぷらに土瓶蒸しに、年に一度の秋の味覚を、ぜひ味わってください♪
旬の食材
2022.09.16
9月の旬の食材「栗」
まだまだ蒸し暑さが続きますね。
夏ってこんなにも暑かったかな?って疑問に思ってしまいます。
夏バテに注意して健やかにお過ごしくださいね。
こんな気候ですが、これから旬(9月~10月)を迎えるのが、焼いて食べてもお菓子にしても美味しい「栗」です。
栗はブナ科クリ属の木になる果実で、世界中にたくさんの品種があります。
日本で栽培される日本栗は、自生する芝栗を品種改良したもので、大きな粒が特徴の栗です。
ところで栗って種っぽくも見えますけど、実は果実だったんですね。
栗ご飯にしても美味しい栗ですが、気を付けていただきたいのが保存方法。
最近の栗は虫がつかないように対策されていますが、それでも虫はついてしまうもの。
買ってきて常温で保存していると、鬼皮と渋皮のあいだに産みつけられた虫の卵が孵って食べられなくなるおそれがあります。
5℃以下の低温で保存しておくと、虫がかえることもないので安心です。
大人も子供も大好きな栗。
ぜひ、季節の旬をたくさん食べて、残りの夏を乗り切ってくださいね。
旬の食材
2022.08.18
8月の旬の食材「すだち」
8月に入り、毎日毎日、本格的な暑さになってきましたね。
太陽の日差しも強烈で、肌が日に焼けていっているのがわかるくらいです。
日中は熱中症になってしまう危険があるので、できるだけ陰のあるところで涼しくしてお過ごしくださいね。
毎日の暑さにサッパリとしたものが食べたくなるこの時期に旬(8月のお盆~10月)を迎えるのが、色々なお料理にサッと絞って清々しい香りとすっきりとした酸味が楽しめる「すだち」です。
すだちは柚子やカボスなどと同じ香酸柑橘で、3つの中で一番小さいサイズ(ゴルフボールぐらい)をしています。
くせのない酸味と強い香り、苦みも少ないが特徴で、サンマやマツタケなど香りの強い食材に使われるイメージが強いですが、他にも色々なお料理にあいます。
一つは、レモンの代わりにすだちをサッとひと絞りした鶏唐揚げ。
レモンより甘みが少なくさっぱりとしたすだちが、淡白な味わいの鶏肉の風味を更に引き立ててくれます。
うだる暑さで食欲がないときは、そうめんつゆにスライサーで薄くスライスしたすだちを浮かべた素麺がおススメです。
きりっと引き締まった味わいのつゆで、素麺が止まらなくなっちゃいます。
また、すだちにはビタミンCやクエン酸が豊富に含まれているので、夏バテ解消にもうってつけです。
実は色々なお料理にぴったりのすだち。
是非、色々なお料理に試していただいて、健康的に夏を過ごしてくださいね♪
旬の食材
2022.07.06
7月の旬の食材「青唐辛子」
今年は梅雨も早々に明け、あまりの暑さに参ってしまう日が続いていますね。
室温が28℃位になるようにクーラーをつけ、更に扇風機を回すなどして熱中症にならないように気を付けてお過ごしくださいね。
夏バテしてしまいそうなこの時期(7月~9月)に旬を迎えるのが、夏バテ防止の効果も食欲増進の効果もある「青唐辛子」です。
実はこの青唐辛子、成熟させると赤唐辛子になります。
唐辛子は成熟させるほど辛みが強くなるため、青唐辛子より赤唐辛子の方が辛みがより強くなります。
同じ青唐辛子でも7月前半に出回るものは、まだまだ成熟が追い付いていないので、辛みが弱かったりします。火を通すことでも辛みを抑えることが出来ます。
青唐辛子を利用した料理はイロイロありますが、一番のおススメはいつもの豚汁の具材に青唐辛子を加えた青唐辛子入りの豚汁です。
豚汁をつくるとき最初に具材を炒めますが、その時に一緒に青唐辛子も炒めてください。
後はいつも通りに作るだけで、程よい辛さが食欲を増すピリ辛豚汁の出来上がりです♪
暑いと食欲が落ちてしまいますが、それは夏バテになる一番の原因。
ピリ辛豚汁で食欲をまして、夏バテに負けない健康的な食生活を送ってくださいね♪
旬の食材
2022.06.08
6月の旬の食材「パプリカ」
木々が生い茂り、様々な野菜も旬を迎えだす季節になってきました。
旬を迎える様々な野菜の中から、今回はパプリカを取り上げてみたいと思います。
パプリカを見ていつも思うのは、ピーマンとは親戚なのか、それとも全く違う種類の野菜なのかということ。形はほとんど一緒ですが、緑色だけのピーマンに対して、黄色に赤色にとカラフルな色が特徴のパプリカ。
結論から言うと、同じナス科トウガラシ属に属していて、品種が違うだけです。
ミカンにもいろんな品種があるのと同じですね。
ちなみにピーマンが緑色なのはまだ完熟していない状態で収穫されているからで、完熟させるとパプリカと同じように赤い赤ピーマンになります。
また、苦みや青臭さがあるピーマンと比べて、パプリカは肉厚で甘みがあるのが特徴で、煮込み料理のほか、サラダなど生食にも向いています。
パプリカはとっても栄養が豊富で、ビタミンCやカロテンがたくさん含まれています。
がん予防に効果があると言われているカロテンは、油と一緒に食べると吸収がよくなるので、油炒めやマリネ、ドレッシングがかかったサラダなど油を使ったメニューがおすすめ。
パプリカもピーマンも組織がしっかりしているので、加熱調理をしてもビタミンCが壊れにくく、ビタミンCもたくさんとることが出来ます。
美味しくて彩りも鮮やかなパプリカを、ぜひ今日のメニューに♪
旬の食材
2022.05.15
5月の旬の食材「ニンニク」
冬の景色からすっかり様変わりし、色とりどりの花が咲き乱れ緑が溢れる爽やかな気候の季節になってきました。
まだまだ涼しいうちに、夏に向けてしっかりと体力を蓄えておきたいところ。
そんな時期に旬を迎えるのがスタミナ料理に欠かせない「ニンニク」です。
独特な香りが食欲をそそるニンニクは、肉料理に魚料理、ラーメン、パスタなど様々な料理に使われている、世界中で愛されている食材の一つ。
この香りの元は「アリシン」と言われる物質で、スライスよりみじん切り、みじん切りよりすりおろしと、ニンニクを細かくしていくほど香りが強くなっていきます。
アリシンには、糖質を代謝するために欠かせない栄養素であるビタミンB1の吸収を助けてくれる効果があり、夏バテなど疲労回復に効果があります。
豚肉にはビタミンB1が多く含まれているので、ニンニクと豚肉の組み合わせが最強です。
積極的にメニューに取り入れることをお勧めしたい食材ですが、注意して欲しいことが2つあります。
ひとつは、ニンニクを調理する際に油を使って調理すること。アリシンは熱で分解されてしまう性質があるのですが、油と一緒に調理すると分解されにくくなるからです。
もう一つは、ニンニクには強い殺菌効果があり、食べすぎると胃の粘膜を傷つけてしまったり、腸内の善玉菌まで殺菌してしまうこと。食べる目安としては、加熱したもので1日に3〜4片(小さい子供は2片)以内、生で食べる場合は2片以内を目処にお召し上がりください。
また保存について、湿気のあるところだと皮にカビがついてしまったりするので、網状の袋にいれて風通しのよい冷暗所に吊るして保存するのがお勧めです。
これから来る夏に向けて、ニンニクパワーでしっかりスタミナを蓄えてくださいね♪
旬の食材
2022.04.21
4月の旬の食材「たけのこ」
木々の緑が色鮮やかな気持ちの良い季節になりました。
そんな植物がすくすくと育ちだす春に旬を迎えるのが、日本料理の煮物に欠かせない「たけのこ」です。
たけのこは竹の地下茎から生えてくる若芽の部分のことで、地上にできってしまうとえぐみが増すため、地表に現れるか現れないかのタイミングで掘り起こされます。
また収穫されてからの鮮度落ちも極端に早くえぐみやアクが増えてしまうので、手に入れたらすぐに丸ごと茹でてアク抜きしてくださいね。
ただアク抜きには米ぬかの準備が必要だったり、面倒に感じてしまうのも事実。
そこで簡単にたけのこのアク抜きができる裏技を一つ。
大根を用意し皮ごとすりおろしたあと、そのおろし汁と同量の水に塩を少々加え、そこに料理に使う大きさに切ったたけのこを浸し、1〜2時間放置するだけ。
つけたあとはザルにあげ、水で洗い流してから、料理にお使いください。
若竹煮やたけのこごはんなど、春を感じるお料理をお楽しみください♪
旬の食材
2022.03.12
3月の旬の食材「みつば」
3月に入り、2月の寒さが嘘のように過ごしやすい陽気になってきましたね。
これから訪れる春を感じるのにぴったりの旬の野菜が、日本料理には欠かせない香味野菜「みつば」です。
みつばは日本原産のセリ科の野菜で、日本各地の山や野にたくさん自生していて、その名の通り三枚の葉が付いているのが特徴です。
ハウス栽培で育てられた糸三つ葉は一年を通して店頭に並んでいますが、天然物のみつばや畑で育てられた根三つ葉は春が旬となります。
ちなみに上でご紹介したみつばは名前は違えど元の品種に違いはなく、育て方によって葉や茎の見た目や香りの強さが変わっています。
すがすがしい香味が特徴のみつばは、お吸い物や茶碗蒸しなどにアクセントとして添えられていることが多いですが、みつばとささ身の梅和えなどメインの食材としてお料理に使っていただくのもオススメです。
みつばは火の通りがはやく、茹ですぎると風味も損なわれてしまうため、調理の際はサッと茹でてすぐに水で冷ますようにしてください。
春の息吹を感じながら、ぜひ、すがすがしいみつばをメインにしたお料理をお試しください♪
旬の食材
2022.02.19
2月の旬の食材「ふきのとう」
朝晩も昼間も寒い日が続きますね。
寒くて思わず縮こまってしまいますが、生き物はこれから訪れる春に向かって力を蓄える時期でもあります。
そんな時期に旬を迎えるのが、独特な苦みと芳香が美味しい「ふきのとう」です。
ふきのとうは日本原産の山菜のひとつとして知られ、昔から日本料理に欠かせない山菜として愛されてきました。
サクサクっとした天ぷらにすると、より一層苦みと芳香が引き立ちほくほくとした食感と相まってたまらない美味しさです。
美味しくて季節を感じることができるふきのとうですが、選び方に要注意。
ふきのとうは鮮度がとても重要で、時間がたって根元の切り口が黒ずんできているものは灰汁や苦み、えぐみが強くなってきてしまいます。
また大きさも重要で、できるだけ小ぶりなものがおすすめです。
まだまだ寒い日が続きますが、ふきのとうのお料理でこれから訪れる春に思いをはせてくださいね♪
旬の食材
2022.01.22
1月の旬の食材「ずわいがに」
毎日、寒い日が続きますね。
それもそのはず、今年は例年より1度前後も寒いそうです。
今までよりちょっと暖かくして風邪など召さぬようにお過ごしくださいね。
さて寒さが染みる1月に美味しい旬を迎えるのが、冬の味覚の王様として知られる「ずわいがに」です。
鍋料理にしゃぶしゃぶに蒸し料理にお刺身にと様々な料理方法で楽しめるずわいがには、淡白でとっても上品な味わいで、冬の味覚の王様といわれるのも納得の味です。
ずわいがにに限らず一般的に冷凍で販売されていることが多いかにですが、食べるときのコツを少々。
一つは、解凍する際は室温でゆっくりではなく、調理する10分前くらいから流水で一気に解凍すること。かには傷みやすいので、ゆっくり解凍していると先に解凍された部分から傷んでしまうからです。
もう一つはお鍋にして食べるときなど、茹ですぎないこと。加熱しすぎると身が固くなってしまうので、茹で始めてから3~5分くらいがちょうど良い茹で加減です。
寒い冬にいただくカニ鍋は身も心も暖まって最高の贅沢気分を味わえます。
是非、みんなで集まって贅沢な食卓を楽しんでくださいね♪
旬の食材
2021.12.24
12月の旬の食材「小松菜」
日中でも寒さが身に染みるようになり、暖かいコタツが恋しい季節になりました。
冬は空気が乾燥していて、のども乾燥しやすくなります。
外気に直接触れるのどには、ほこりや細菌、ウイルスなどの外敵を粘膜に付着して外に追いやる防御機能が備わっているのですが、のどが乾燥してしまうとこの防御機能がにぶくなり、バイ菌やウイルスに感染しやすくなります。
暖房だけでなくしっかり加湿した部屋で水分もこまめに摂取して、風邪など召さぬようお気を付けくださいね。
寒さが厳しくなってくるこの時期に旬を迎えるのが「小松菜」です。
今ではハウス栽培も盛んで年中みかけますが、12月から2月ころが本来の旬の季節になります。
見た目がよく似ているほうれん草と比べ、しゃきしゃきとした食感と少しクセのある味わいが美味しいですよね。
しかも、鉄分やカルシウムの含有量がほうれん草より多く、アクはほうれん草より少なめ。
いつもならほうれん草を使うメニューに積極的に取り入れてみるのもオススメです。
また小松菜にはビタミンCが豊富に含まれているので、風邪予防にもうってつけです。
春まで寒い日が続きますが、どうぞ健やかな毎日をお過ごしください♪
旬の食材
2021.11.13
11月の旬の食材「マグロ」
朝晩が冷え込むようになり、秋の終わりを感じるこの時期。
まだ慣れない寒さに「さむいさむい」とつい口にでてしまいますが、秋と冬の両方の味覚を楽しめる時期でもあります。
そんなお得なこの時期に旬を迎えるのが、お刺身でも寿司ネタでもダントツ人気ナンバーワンの「マグロ」です。
ひとくちにマグロといっても、マグロにはさまざまな種類があり、この時期に美味しくなるのがメバチマグロです。ちなみに、本マグロは冬、キハダマグロは春から夏が旬です。
メバチマグロの名前の由来は、他の種類のマグロよりもパッチリとした大きな目をしていることから。長めの胸びれを持ち、丸っこい体型をしています。
また、メバチマグロは他のマグロの中でも漁獲量が多く、本マグロと比べるてみるとおよそ5〜7倍の漁獲量を誇っています。
ですので、マグロのお刺身といえば一般的にはメバチマグロの場合が多いです。
いつでもスーパーにあって旬がないように思ってしまいますが、今が一番美味しい時期です。
ぜひ、秋の終わりに旬のマグロをご賞味ください!
旬の食材
2021.10.02
10月の旬の食材「極早生みかん」
ジメジメとした暑さもおさまり、さらりとした風が心地よい過ごしやすい爽やかな季節になってきましたね。
ただ、昼の気温に比べて朝晩にグッと冷え込むことがあるので、油断して寝冷えしないように気をつけてくださいね。
秋の訪れを感じるこの時期に、店頭に並び出すのが青々とした色が目をひく極早生(ごくわせ)みかんです。
みかんというと、寒い冬にこたつに入って食べる果物というイメージがありますが、極早生みかんは今の時期が旬になります。
早くみかんを食べたいなーと思っていたところに出てきてくれるので、ついつい手が伸びてしまいますよね。
薄めの皮を剥くとパーっと甘酸っぱい香りが広がり、酸味と甘みが調和した、爽やかな気候のこの時期にピッタリのみかん。
また房の薄皮も柔らかく食べやすいのが特徴で、甘酸っぱさも手伝ってついつい何個も食べてしまいます。
ところでこの極早生みかん。
よく勘違いされているのが、極早生みかんって少し早めに収穫したみかんなのかな?って思われていること。
収穫時期が早いことと青々とした色からそう思われることが多いのですが、寒くなってから収穫されるみかんと実は品種から違い、ちょうど今の時期に旬を迎える品種になります。
ですので甘みも十分にあり、美味しく召し上がっていただけます。
日本人には欠かせない果物の王様、みかん。
今年もたくさん食べてくださいね♪
旬の食材
2021.09.04
9月の旬の食材「戻り鰹」
日中は強烈な日差しでまだまだ夏らしい気候ですが、夕方になるとコオロギが鳴き始め、涼しくて過ごしやすい毎日になってきましたね。
季節のうつろいを肌で感じるこの時期に旬(9月初旬〜10月末頃)を迎えるのが、深みのある赤身に脂がたっぷりとのった「戻り鰹」です。
暖かい海を好み群れとなって回遊する鰹は、春と秋の年2回、美味しい旬の時期があるといわれています。
春、餌のイワシを求め黒潮にのって北上していく時期に漁獲されたものを初鰹と呼び、あっさりとした味わいはタタキにして頂くのにぴったりです。
そして日本近海(三陸沖)で餌をたくさん食べて丸々と太った鰹は、秋が近づき水温が低下してくると共に南下し始めます。
この時期に漁獲されたものを戻り鰹と呼び、脂がのりモチっとした食感はお刺身にぴったりです。
定番のわさび醤油やおろし生姜醤油で頂くのももちろんおすすめですが、おろしニンニク醤油でパンチをきかせて頂くのもおすすめです。
夏で落ちてしまった体力を栄養たっぷりの戻り鰹で回復しましょう♪
旬の食材
2021.08.01
8月の旬の食材「梨」
ジメジメした梅雨が明け、太陽がさんさんと降り注ぎ一気に夏らしい毎日になりました。 屋外で作業をしていると少しの時間で滝のように汗が流れてきますね。 水分をしっかりと補給したり、日中の暑い時間帯は屋外での作業を避けて涼しい室内ですごすなど、みなさんも熱中症には充分お気をつけくださいね。
さて、水分補給をしたくなるこんな時期に旬が始まるのが、甘くて水分たっぷりジューシーでシャリシャリとした独特の食感が楽しめる「梨」です。
日本人と梨の付き合いはとっても古く、弥生時代から食べられていたそうで、江戸時代には栽培技術が発達したこともあり、100を超える品種が果樹園で育てられていたのだとか。 そんな古くから日本人に愛されてきた梨は今もさまざまな品種があり、一番生産量が多い幸水、次いで豊水、二十世紀、新高、新興など、たくさんの品種が九州から青森にかけて日本中で生産されています♪
梨はりんごや柿と同じようにお尻の部分が甘く、中心にいくにつれて酸っぱくなってくるので、8等分にくし切りにした後、しっかりと中心をとってから皮を剥くのがおすすめ♪ カットした後は梨に含まれている成分が酸化してだんだんと茶色くなってしまうので、すぐに食べない場合は塩水につけておきましょう。
また梨は、メロンやバナナなどのように追熟(一定期間おいて甘くさせること)ができないので、買ってきたら新鮮なうちに食べてしまうのがおすすめです♪
旬が9月末までと本当に夏の間だけ味わうことができる梨。 冷蔵庫でしっかり冷やした梨を食べながら、贅沢な夏のひと時を感じてください♪
旬の食材
2021.07.12
7月の旬の食材「トマト」
まだまだシトシトジメジメとした天気が続いていますが、あと1週間もすれば梅雨も明けるそうで、まさに夏本番直前といった感じですね。そんな夏本番に旬の真っ盛りを迎えるのが、夏野菜の代表選手「トマト」です。
南米ペルーのアンデス高地を原産地とするトマトは、16世紀ごろ観賞用としてヨーロッパに渡り、19世紀ごろから食用として広まりました。以来、サラダにソースにスープにと世界中の食卓で欠かせない野菜の一つとなりました。日本でも毎日の献立に大活躍していますね。
また「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるように、トマトは栄養価がとーっても高い野菜としても有名ですね。風邪予防が期待できるビタミンCや高血圧予防が期待できるカリウムなど様々な栄養が豊富に含まれていますが、中でもトマトに豊富に含まれているリコピンは強力な抗酸化作用があり動脈硬化予防やがん予防の効果が期待できます。
ただひとつだけ注意したいのが、トマトに含まれているカリウムの作用でたくさん食べ過ぎると体が冷えてしまうこと。暑い夏にはうれしいですが、寒い冬などは極力生食をせずに、火を通して温かくして食べたり、生姜やかぼちゃ、ニンジンなど体を温める作用がある他の食べ物と組み合わせて調理するのがオススメです。これで体もぽかぽか、栄養もばっちりですね♪
これから迎える夏本番に向けて、トマトを食べて健康になっておきましょう!
旬の食材
2021.06.11
6月の旬の食材「新生姜」
ザーッと一日中雨が降ったり、かと思えば雲一つない晴天になったり、変な天気が続きますね。
例年、6月7日ごろから17日ごろに梅雨入りするそうで、7月中旬以降の梅雨明けまで、ジトジトした日が続きそうです。
そんな時期にお勧めしたいのが、6月から7月のまさに梅雨の時期に旬を迎えて収穫される新生姜です。
ゴツゴツとして繊維質で辛味が強い生姜と比べ、新生姜は水分が多くて瑞々しく辛味も穏やかで口の中をさっぱりとさせてくれます。
お寿司屋さんで出てくるガリも、新生姜を甘酢漬けしたものになります。
ちなみに普通の生姜は秋頃に収穫され、数ヶ月貯蔵されてから出荷されたものになります。
4月が旬の新玉ねぎと普通の玉ねぎの関係性によく似ていますね。
また、新生姜はさっぱりと美味しいだけなく、普通の生姜と同様、体をポカポカと温めてくれたり体の中の菌をやっつけてくれたりする成分が含まれていて、体にとっても優しい食品です。
消費者庁に認められて機能性表示食品の表示をつける生姜商品もあるくらい、その効果はお墨付きです。
雨の日にうっかり体を冷やしてしまって体調が悪くなっちゃうなんてことがないよう予防の意味も込めて積極的に食べておきたいですね。
ここまで新生姜の良いことばかりですが、弱点もひとつ。
それは新生姜の特徴である水分が多いことから、常温での日持ちが3〜4日ぐらいと普通の生姜(2週間くらい)に比べて短いこと。
甘酢漬けにして冷蔵庫で保存してしまえば2ヶ月ぐらいは保存できますので、買ってきたらサッと漬けてしまうのも一つの手ですね。
これからの鬱陶しい梅雨を、さっぱりとリフレッシュできて体にも優しい新生姜で乗り切りましょう♪
旬の食材
2021.05.19
5月の旬の食材「イサキ」
穏やかな気温と日差しで新緑もキラキラと輝き出す過ごしやすい季節になってきましたね♪
これからの時期に美味しいのがイサキです。
イサキはほぼ1年間を通して売り場で販売されていますが、極寒の冬を乗り越えた5月から7月のこれからの時期が、脂のノリも身の締まりも良く非常に美味しくいただけます。
煮付けや塩焼きにしていただくのもお勧めですが、この時期のイサキはお刺身にしていただくのがお勧めです。
イサキの身はほとんど魚臭さがなく、口に入れると食べ応えのある食感と風味豊かな旨味が口いっぱいに広がり絶品です。
ここ和歌山の紀州灘で獲られ田辺漁港で水揚げされるイサキ中でも、状態が良く新鮮なものは「紀州いさぎ」というブランド名で出荷されています。
また和歌山の紀南地方ではイサキのことをカジヤゴロシと読んだりするのですが、これは昔イサキの骨が喉に刺さって死んでしまった鍛冶屋がいたことから由来しています。
煮物や焼き魚にするとイサキの骨は非常に硬く鋭くなるので、骨には十分に注意してくださいね。
値段も手頃で美味しいイサキの旬をぜひ味わってください♪
旬の食材
2021.04.17
4月の旬の食材「新玉ねぎ」
ようやくポカポカと暖かい日差しを感じられる春になりましたね。
冬は寒くて家に閉じこもりがちだった分、陽気がいい日にはどこか出かけたくなりますね。
この時期のスーパーの野菜コーナーに並びだすのが瑞々しい新玉ねぎです。
普段見かける茶色い玉ねぎは保存性を高めるために1ヶ月ほど干してから出荷されますが、新玉ねぎは収穫してすぐに出荷されます。
ですので、新玉ねぎは水分が多くて柔らかく、また辛味も少ないので、サラダなどにいれて生のまま食べるのがうってつけです。
さらに、玉ねぎに含まれている成分の硫化アリルは血をサラサラにしてくれるのですが、水に溶けやすく熱に弱いので、栄養学的にも生で食べるのをお勧めします。
美味しくて栄養もとりやすくて良いことばかりの新玉ねぎですが、ひとつだけ注意点が。
それは茶色い玉ねぎと比べて圧倒的に日持ちが悪いこと。
茶色い玉ねぎは冷暗所で保存できますが、新玉ねぎは冷蔵庫に保存して、購入後2、3日の間に食べ切ってください。
サラダに飽きてきたらお味噌汁にそのまま入れてもいいですね。
今しか食べられない旬の味覚をぜひご家庭でご堪能くださいね♪
旬の食材
2021.03.05
3月の旬の食材「椎茸」
旨味成分をたっぷりと含み、食材としてだけでなく、出汁をとるのにも利用されている椎茸の旬がやってきました。
秋の食材のイメージが強い食材ですが、実は椎茸の旬は、3月から5月の春と9月から11月の秋の2回あります。
秋の椎茸は香りが強く、厳しい冬の寒さを乗り越えた春の椎茸は肉厚で旨味をたっぷりと蓄えています。
椎茸を買ってきて少し判断に迷ってしまうのが、椎茸は洗う必要があるのかどうか?
結論からいうと洗う必要はありません。
というのも、椎茸はほぼ無農薬で栽培されていること、原木の上で栽培し土に触れないことから、とても綺麗な状態で出荷されているからです。
また、水分を吸収しやすい椎茸を水で洗ってしまうと、風味や香りが薄れてしまったり、水溶性の栄養分が洗い流されてしまったりします。
どうしても気になる汚れが付いていた場合は、布巾などで軽く拭ってあげると良いでしょう。
また椎茸には、ヒトの免疫力を高めるのに欠かせないビタミンDが多く含まれているのですが、購入してきてからでも日光に1時間ほどあててあげると更にビタミンDを増やすことができます。
ヒトも日光にあたると体内にビタミンDが生成されるのと一緒ですね。
美味しくて健康にも良い今だけの旬の椎茸を、是非味わってください♪
旬の食材
2021.02.10
2月の旬の食材「八朔」
ミカンと共に果物王国和歌山を代表する果実、八朔の美味しい季節になりました。
全国の生産量のうち、なんと約7割がここ和歌山で生産されています。
さわやかな酸味とすっきりとした甘味が特徴の八朔ですが、実は収穫自体は12月ごろから始まっています。
それなのになぜ2月が旬の時期かというと、収穫直後の八朔はとても酸味が強く、酸味を落ち着かせるために2ヶ月ほど寝かせてから出荷されるからです。
とても手間がかかっていますね。
ビタミンCが豊富で風邪予防にも積極的に食べておきたい八朔ですが、厄介なのが皮が分厚くて手だけでは剥きにくいこと。
そこでオススメの皮の剥き方をご紹介します。
まず上下の皮の部分を包丁で切り落とします。この時、実は切らないように注意してください。次に側面の丸みに沿って4箇所切り込みを入れていきます。
あとは手で剥いていけば驚くほど簡単に皮を剥くことができます。
実を包む薄皮も食べることができますが、少し硬いので剥いてから食べることをオススメします。
そのまま食べるのもよし、シロップ漬けにして食べるのもよし、風邪の予防対策にもなる八朔を食べて和歌山を盛り上げましょう♪
旬の食材
2021.01.20
1月の旬の食材「ブロッコリー」
サッと茹でてマヨネーズをつけるだけでも美味しいブロッコリー。
ビタミンやカロテンなど栄養も豊富で、最近では新芽のブロッコリースプラウトも人気ですよね。
沖縄から北海道まで収穫時期をずらして日本全国で栽培され、一年中スーパーに並んでいるブロッコリーですが、美味しい旬の時期は11月から3月にかけての寒い時期です。
そんな美味しくて栄養も豊富なスーパー野菜のブロッコリーですが、小さい房が集まった形から、どうやって洗えばいいか少しわかりにくいですよね。
一番簡単でおすすめの洗い方は、ボウルに水を張り、房を丸ごと水につけて20分つけ最後に水の中でゆすり洗いするだけの方法です。
これだけでほとんどの汚れやゴミを取り除くことができます。
また、茹でる時も小さい房に切り分けてから茹でるのではなく、2%の食塩水で房を丸ごと茹で冷ましてから食べやすい大きさに切り分ける茹で方が、ブロッコリーの栄養を逃しにくくオススメです。
サラダにしたりパスタの具にしたり、使い道も豊富な旬のブロッコリーを是非お楽しみくださいね♪
旬の食材
2020.12.08
12月の旬の食材「レモン」
レモンと聞くと、地中海の日差しがサンサンと降り注ぐなかで、真っ黄色にその実を実らせているイメージがありますよね。
ますます寒い日が増えてきて本格的な冬の到来を感じる12月になりましたが、なんと国産レモンの旬はまさに今なのです。
あまりにも以外でびっくりしてしまいました。
国産レモンの主な産地は広島、愛媛ですが、近年では和歌山でも栽培されており、その魅力は何といっても安心、安全に配慮されて栽培されている事です。
防腐剤やワックスを使用していないので、レモン丸ごと皮も利用でき、皮ごとジャムにしたり、流行りの塩レモンなど皮ごと付け込む料理を作ることが出来ます。
ビタミンCも豊富で風邪予防にピッタリの国産レモン、カットしてそのまま使うもよし、おうちで加工食品にするもよし、是非、旬の味覚を楽しんでくださいね。
旬の食材
2020.11.15
11月の旬の食材「野沢菜」
少し肌寒い日があったりと冬の到来を予感させる11月になりました。
こういった寒い日には温かい食べ物で温まりたくなりますね。
気軽に作れて温まる食べ物として茶粥やお茶漬けを作るのですが、無くてはならないのがお漬物などの付け合わせ。
11月は野沢菜の旬の時期で、シャキシャキとしてあっさり味の野沢菜がお茶漬けなどによく合います。またチャーハンの具材として使用したり、細かく刻んで納豆と混ぜるなど色々な楽しみ方があります。
野沢菜を一袋買ってくると結構なボリュームで、次の日に持ち越したりするのですが、この時に気をつけたいのが野沢菜は温度にとってもデリケートな野菜だということです。
温かい部屋に放置したままにしておくと、急激に柔らかくなって歯ざわりが悪くなるだけでなく、酸味も増してしまいます。
出来れば食べる分だけ食卓にのせ、持ち越し分はタッパーなどにいれ、冷蔵庫でしっかり冷やしておくのがおススメです。
ポリポリと、是非、旬の味覚をお楽しみくださいね。
旬の食材
2020.10.30
10月の旬の食材「リンゴ」
「一日一個で医者いらず」と言われるほど、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養が豊富なリンゴの旬になりました。
価格も一個100円位からのお手軽な果物なので、健康のためにも積極的に食べていきたいですね。
そこで今回の食の辞典では、リンゴを食べるときのポイントをご紹介します。
ヨーロッパのことわざに「朝のくだものは金、昼は銀、夜は銅」とあります。
人は寝ている間にもエネルギーを消費しているので、朝起きた時には体はエネルギー不足状態。
そんな時、独自の酵素で消化される果物の果糖は、すぐにエネルギー源として体に吸収されるので、一日のはじまりの活力を得るのにうってつけです。
特に食物繊維などが豊富なリンゴは、寝てる間にたまった老廃物をきれいにしてくれます。
リンゴのテカテカはワックスじゃないですよー!
テカテカの正体はリンゴ自身が乾燥から実を守る為に出しているリノール酸やオレイン酸なんです。
農薬についても国産のリンゴは厳しい検査を受けているので、水でしっかり洗えば問題ありません。
リンゴの皮にはアンチエイジングに効果があるリンゴポリフェノールなど、実の4倍もの栄養素がつまっています。
すりおろせば更に消化と栄養の吸収がよくなるので、風邪の時などにお勧めです。
皮ごと食べて栄養を丸ごと頂いちゃいましょう。
リンゴは保存がききやすい果物です。
冬場であれば暖房が効いていない涼しい場所に、暖かい季節であれば冷蔵庫の野菜室にポリ袋に入れ口を閉じて保存すれば、2週間から1カ月程度は美味しく頂けます。
買い置きしていつでも食べられるようにしやすいのもリンゴの良いポイントです。
切った後の色止め防止には塩水かレモン汁に漬けてくださいね。
※ポリ袋にいれて保存するのはリンゴから発生するエチレンガスで他の果物の熟成が進行するのを防ぐためです。
いかがでしたか?
「一日一個で医者いらず」!
旬の美味しいリンゴをたくさん食べて下さいねー。
旬の食材
2020.09.01
9月の旬の食材「さんま」
”さんま、さんま、
そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。”
和歌山県新宮市出身の佐藤春夫の「秋刀魚の歌」の一文です。
焼いたさんまに絞って食べるのは、すだちやかぼすなどが一般的ですが、和歌山出身の佐藤春夫は青い蜜柑を絞って食べていたというところが面白いですね。
さんまは秋刀魚と漢字で書くことから秋の魚のイメージが強いですが、一番脂がのっている時期は、9月の走りから10月末までになります。
オススメの焼き方は、さんまの血合いに沿って横一文字に切り込みを入れてから焼くことです。
こうすることで火の通りも良くなるだけでなく、食べるときに皮も一緒に食べやすくなります。
また小さじ1/3程度の塩を振りかけ15分ほどおいてから焼くと臭みもなく美味しいさんまになります。
この季節にはお馴染みのさんま。
佐藤春夫に習って青い蜜柑を絞って食べてみるのも趣があってよさそうですね。
旬の食材
2020.07.01
7月の旬の食材「枝豆」
夏の定番おつまみといえばやっぱり枝豆ですよね。
毎日食べても飽きがこない美味しさで、栄養もとっても豊富な健康食材です。
美味しく茹でるポイントは、とにかく「枝豆が新鮮なうちに茹でること」と「塩加減が4パーセントの塩水(重量比)」で茹でること。
枝豆は収穫してからどんどん味が落ちちゃうので、その日の朝に収穫してすぐに出荷されているぐらい鮮度にこだわっています。
また4パーセントの塩加減が枝豆の甘みを最大限に引き出してくれます。
是非、美味しいゆで方をマスターしていただいて、夏の栄養補給に役立ててくださいね。
【美味しい枝豆のゆで方】
○用意するもの
枝豆 一袋(約250g)
水 1リットル
塩 40グラム
1. 枝豆を軽く水洗いする
2. 枝豆の枝に繋がる方の先端をハサミで少し切り落とす
3. 枝豆と塩10gをボウルにいれ、枝豆の産毛を取り塩がしみ込みやすくなるようにしっかりと揉みこみ、30分から1時間ほどおく
4. 沸騰させた湯に残りの塩(30g)を入れ、塩もみした枝豆をそのまま入れグラグラと沸騰させながら茹でる
5. 茹で時間が3分半から5分の間でお好みの硬さ加減に仕上げる
※旨味が逃げてないよう茹で時間が5分以上にならないように注意
6. 茹で上がった枝豆をザルにあげ、うちわなどで手早く冷ます
※水につけて冷ますと水っぽくなるので注意
ポイントさえ守れば簡単に美味しい枝豆の出来上がりです。
夏の暑さに負けないよう、是非、夏の食卓に枝豆をもう一品追加してくださいね!
旬の食材
2020.06.06
6月の旬の食材「梅」
いよいよ梅の季節がやってきました。
ヒダカヤでも気軽にご購入いただける梅で、今年こそ美味しい梅シロップを作ってみませんか?
つくり方もとっても簡単!
きっと梅シロップの美味しさに感動して頂けますよー(^^)
※つくる前に知っておきたいポイント
梅を凍らせてから作ると一週間位で出来あがります。
今しか購入できない青梅も、購入後すぐに凍らせておけば、時期をずらして梅シロップを作ることも可能に。
ストック分もまとめて購入しておくことをお勧めします♪
また、梅には種類があり、青梅(古城など) 、南高梅、小梅があります。
梅酒にするには青梅・南高梅の青い時に、梅シロップには青梅・南高梅の少し黄色く色づいてから作るのがポイントです。
南高梅の黄色く・紅ついた梅は梅干し適しています
【凍らせて短期間でできる!新しい梅シロップのつくり方!】
◯用意するもの 梅1Kg 氷砂糖1Kg 広口ビン4ℓタイプ 密封袋
◯つくり方
1. 水洗いした青梅を一晩水につけアクを抜きます
2. キッチンタオルで水気をふき取り、爪楊枝で青梅のヘタをとりのぞきます
3. 密封袋に青梅を入れ、冷凍庫で24時間以上凍らせます
4. 殺菌した広口ビンに、下から青梅、氷砂糖、青梅、氷砂糖の4層になるように入れていきます
5. 青梅の解凍が始まったら、ビンをゆすって氷砂糖を溶かします
6. 冷暗所に保管し、毎日2~3回ビンをゆすってあげてください。1週間位で出来上がります
【香りが抜群!昔ながらの凍らせない梅シロップのつくり方!】
◯用意するもの 梅1Kg 氷砂糖1Kg 広口ビン4ℓタイプ
◯つくり方 1. 水洗いした青梅を一晩水につけアクを抜きます
2. キッチンタオルで水気をふき取り、爪楊枝で青梅のヘタをとりのぞきます
3. 殺菌した広口ビンに、下から青梅、氷砂糖、青梅、氷砂糖の4層になるように入れていきます
4. 冷暗所に保管し、毎日2~3回ビンをゆすってあげてください。10日~15日位で出来上がります
完成後は梅の実を取り出し、香りが飛ばないように弱火で15分ほど鍋で加熱処理(60~70℃位)してから保存容器にいれ、十分に冷ましてから冷蔵庫で保存し、2~3カ月以内を目安に飲み切ってください。
腐敗が心配な方は、リンゴ酢などのお酢を200mlほど、ビンに青梅と氷砂糖を入れた後にまわしかけて頂くと腐敗しにくくなります。
水1:梅シロップ4の割合で希釈すれば梅ジュースに、そのままかき氷にかければ美味しい梅かき氷の完成です。
炭酸水で割って梅サイダーも美味しいですよー。
また、梅シロップにはキビ砂糖や黒砂糖を使うレシピや、梅の実をフォークで刺してから漬けるレシピもあります。
もちろん、梅の種類や、梅の熟し方でも味や香りが違ってきます。
簡単そうで奥の深い梅シロップづくり。
今回は一般的な作り方を紹介しましたが、ビンを複数用意してイロイロなつくり方で味比べをしてみても楽しいかも♪
是非、梅シロップづくりにチャレンジしてくださいねー!
旬の食材
2020.05.05
5月の旬の食材「鯵」
和歌山でも水揚げ量が多く、手頃な値段で味も美味しいお馴染みの鯵は、5月から7月にかけてのこれからの季節が脂ののった旬の時期になります。
鯵を捌くときのポイントは、鯵特有のぜいご(本体両面の中ほどにあります)と呼ばれる固いうろこ部分を取り除く事。包丁の先を尾から頭に向かって動かし、包丁を上下に動かしながらぜいごを取り除いて下さい。
次に、頭を落とし腹に包丁を入れ内臓をかきだすのですが、ここまでの作業をまな板に新聞紙を敷いて行うと、魚の臭みが身に移りにくくなります。
その後はボウルに張った水の中で血合いや汚れをしっかりと洗い落としてください。
フライに煮つけにお刺身に美味しい鯵、是非、旬の期間にご賞味ください。
旬の食材
2020.04.01
4月の旬の食材「春キャベツ」
3月頃から出回り始める春キャベツですが、4月からが最も美味しくいただける旬のタイミングになります。
通常のキャベツに比べて小さく葉の巻き方がゆるいのが特徴で、また水分が多く甘みがあるのでサラダなどの生食や浅漬けにするのに向いています。
逆に火を通すと水分でベチャつきやすく崩れてしまうので、加熱調理には向いていません。
キャベツにはビタミン類が豊富に含まれていますが、中でも注目したいのが胃酸の分泌を抑制したり、胃の新陳代謝を向上して胃の修復機能を高めてくれるビタミンUです。
とんかつにキャベツがつきものなのは、とんかつの油で胃もたれをしないようにするためなんですね。
美味しい春キャベツの見分け方は、手にもって軽いものを選ぶこと。
この時期しか味わえない春キャベツ、浅漬けにサラダにと楽しんでください♪
旬の食材
2020.03.20
3月の旬の食材「イチゴ」
みんなが大好きなイチゴの旬がやってきました!
ここ和歌山県でも主に貴志川町やかつらぎ町などで栽培されており、ヒダカヤの店頭にもフレッシュなイチゴがたくさん並んでいます。
イチゴにはビタミンCが豊富なだけでなく、抗酸化作用として知られるアントシアニンも含まれ、美容にも健康にも効果的です。
そのまま食べても美味しいイチゴですが、ジャムにするのもオススメです。
作り方はとっても簡単で、お鍋一つで出来ちゃいます。
ヘタを取ったイチゴを鍋に入れ、イチゴの1/3〜1/2程度のグラム数の砂糖とレモン汁大さじ一杯程度をまぶします。 そのまま2〜3時間程置いてイチゴの水分が出てきたら、弱火でコトコト30分ほど煮込みます。
この時イチゴのアクが出てくるので、こまめにすくい取るのが美味しく作るポイント。
あとはイチゴをお好みの大きさに潰してから、熱々のうちに消毒済みの瓶に入れてしっかりと蓋をし、粗熱を取った後に冷蔵庫で冷やすだけ。
ゴロゴロとイチゴが入った手作りジャムで、いつもとは違う豪華な朝食を楽しんでください。
旬の食材
2020.02.20
2月の旬の食材「菜の花」
菜の花が店頭に並ぶと春の訪れを感じますね。
見かけも可愛らしいこの野菜、実はβ-カロチン、ビタミンC、鉄分、葉酸、カルシウムと様々な栄養が含まれています。
特にビタミンCや鉄分は美肌や貧血予防に効果的な栄養素なので、菜の花は女性にオススメの野菜です。
菜の花を使った定番の料理といえばおひたしですが、ビタミンがお湯に溶けださないよう茹で過ぎないようにするのがポイント。
茎の方から入れ始め、さっと茹でるだけで美味しく仕上がります。
春の訪れを感じながら、是非ご賞味ください。
旬の食材
2020.01.19
1月の旬の食材「白ネギ」
お鍋にうどんにすき焼きにと様々なお料理に欠かせない名脇役の食材といえば、白ネギではないでしょうか。
シャキッとした食感とピリッとした香味が更にお料理の味を引き立ててくれます。
白ネギの緑の部分には、免疫力を高める働きがあるといわれるカロテンが豊富に含まれています。
一方、白い部分には、緑の部分と比べてねぎ特有の辛みのもとでもあるアリシン(硫化アリル)が多く含まれ、腸でのビタミンB1の吸収を高め疲労を回復し、体を温める効果が期待できます。
健康にもバッチリな白ネギをたくさん食べれて最も簡単なレシピは、なんといっても焼きネギではないでしょうか。
3cmくらいの食べやすい大きさにカットしてフライパンで焼くだけ。
あとはポン酢やしょうゆ、ゆずドレッシングなどお好みの味付けで召し上がってください。
白ネギたっぷり食べてしっかり風邪予防しましょう。
旬の食材
2019.12.09
12月の旬の食材「鱈」
本格的な冬の到来とともに温かいお鍋が美味しい季節になりましたね。
近年はだし汁や味噌などの和風お鍋だけでなく、とんこつやキムチなどの変わり種のお鍋も増えてきました。
そんな様々なバリエーションがあるどんなお鍋に合う具材といえば、身に臭みやクセがなくあっさりとした味わいの鱈(12月から1月が旬)もその一つと言えるのではないでしょうか。
鱈はその名が示すように北日本沿岸の海に生息する魚で、ちょうどこの時期、その身に脂がよくのっています。
また日本近海で獲れる鱈はマダラ・スケソウダラ・コマイの3種類があり、単に鱈と呼ぶ場合はマダラを指すことが多いようです。
鱈はお鍋以外にも、フィッシュアンドチップスなどのフライ料理、かまぼこなどの練り製品などにも利用されるほか、スケトウダラの卵はたらことしても楽しまれています。
そんな様々な楽しみ方ができる鱈のメニューの中で、簡単にすぐできるオススメのメニューが、鱈とキノコのホイル包み焼きです。
アルミホイルの上に鱈の切り身とキノコを並べ、料理酒と有塩バターを少し乗せてからアルミホイルで包み、オーブンで10分程度焼くだけ。
仕上げにポン酢をかけて食べても美味しいです♪
あっさりとどんな料理にも応用がきく旬の鱈を、是非ご賞味ください!
旬の食材
2019.11.07
11月の旬の食材「みかん」
店頭にみかん(温州みかん)が並ぶ季節になりましたね♪
みかんは手で簡単に皮がむけてビタミンと水分を気軽にとることができる、日本の冬には欠かせない果物の王様と言えるのではないでしょうか。
最近ではジュースやジャムに加工された商品も大人気だとか。
和歌山県はみかんの年間収穫量が全国第1位とダントツの収穫量を誇っていて、全国的に有名な有田地区だけでなく、紀南地区や和歌山市、紀の川市など、県内で広く栽培されています。
ただみかんの旬はいついつですと言ってしまうのも難しいところ。
というのは、みかんには様々な栽培品種が存在していて、品種ごとに収穫時期や味などが違ってくるからです。
今月のヒダカヤ食材事典では、そんなみかんの品種を収穫時期ごとに見ていきたいと思います。
極早生(ごくわせ)みかん
10月初旬から10月末頃の一番早い時期に収穫されるみかんです。じょうのう(粒々がはいっている袋)が薄くて食べやすく、甘みとやや強めの酸味が感じられる甘酸っぱいみかんです。
早生(わせ)みかん
11月初旬から11月末頃に収穫されるシーズンの到来を感じさせてくれるみかんです。極早生みかんと同様じょうのうが薄くて食べやすく、しっかりとした甘みと程よい酸味が楽しめるみかんです。
中生(なかて)みかん
12月上旬から12月下旬頃に収穫されるみかんです。じょうのうは早生みかんと比べると少し厚くなりますが、その分保存性に優れています。味は酸味がおさえられ甘みが強いみかんです。
晩生(おくて)みかん
12月下旬から3月頃に収穫されるシーズン最後に登場するみかんです。じょうのうがしっかりしていて、濃い甘みと程よい酸味が楽しめるみかんです。
このように10月から3月頃までイロイロな風味のみかんを楽しめます♪
購入してきたみかんは、袋入りの場合は袋から取りだして通気性のよいカゴなどにいれ、ヘタのある固い方を下にして涼しい場所に置いておくと、より日持ちします。
ビタミンがとれて風邪の予防にもなるみかん、今年は収穫時期による味の違いを感じながら楽しんでくださいね!
旬の食材
2019.10.19
10月の旬の食材「カブ」
煮物にも最適なカブの美味しい季節になりました。
実はカブの旬は年に2回あり、3月から5月ごろの皮までやわらかい春物のカブと、10月から11月ごろの甘みが強くなる秋物のカブとがあります。
実がしっかりしている秋物のカブは、これからの季節にぴったりの煮込み料理に最適です。
また、一般的な小型のカブの他にも様々な種類のカブがあり、千枚漬けなどに使われる聖護院かぶなどがあります。
ちなみにこの聖護院カブは11月から翌年3月ごろまでが生産時期となっていて、この期間に千枚漬けの漬け込みも行われます。
千枚漬けの販売期間もこの期間に限定されるので、京都の冬を代表する旬の漬物といえます。
カブの煮込み料理のなかでもっともお手軽で、葉も利用できる料理としておすすめなのが、カブのお味噌汁です。
カブと葉を食べやすい大きさに切り、鍋に出汁とカブを入れ、カブにしっかりと火を通します。
この時、コクを出すために豚肉や油揚げを入れても美味しいです。
そのあと、カブの葉っぱ部分をいれ軽く火を通してから、味噌を溶き入れます。
これだけで美味しいカブの煮物料理が完成です。
ぜひ、この時期のカブを堪能していただき、また春物との違いを楽しんでください。
旬の食材
2019.09.30
9月の旬の食材「青梗菜」
青梗菜の美味しい季節(9月から12月)になりました!
青梗菜は気温が下がりきる前の晩秋あたりがもっとも美味しいとされています。
その名の読み方が示すとおり、青梗菜は中国が原産の野菜で、日本には1970年代の日中国交回復の頃、ごく最近になって伝わってきた野菜なんです。
柔らかく歯切れの良い食感で煮崩れもしにくいことから、さっと炒めたりスープにしたりと、日本でも中華料理には欠かせない食材ですよね。
また小松菜とも食感が似ているので、少し小松菜の苦味が気になる方(特にお子様)は、煮浸しなどの和食に苦味の少ない青梗菜を取り入れるのもおすすめです。
中華に和食にどちらにも使えて栄養も豊富な旬の青梗菜を、是非ご賞味ください♫
旬の食材
2019.08.12
8月の旬の食材「里芋」
ホクホクねっとり食感が美味しい里芋の旬が始まりました♪
里芋には様々な品種があり、スーパーでよく見かける石川早生や土垂は8月下旬から10月かけて、京料理によく使われるえび芋は9月下旬ごろから2月下旬ごろまで、縁起物として正月料理に使われる八頭・頭芋は12月から1月が旬になります。
栄養も豊富で煮物には欠かせない里芋ですが、里芋に含まれているシュウ酸が原因で皮を剥く時に手が痒くなる場合があり、里芋を敬遠される方もいらっしゃるかもしれません。
またヌルヌルとして皮が剥きにくかったりもします。
そういう時は、皮付きのまま10分から15分ほど串が通るくらい茹でてから冷水でさますと、皮が手で簡単に剥けて痒くもなりにくくなります。
イカと一緒に煮付けたり、お味噌汁の具材にしたり、様々なお料理に使える里芋の旬を是非味わってください♪
また土付きのまま冷暗所に保管しておけば一ヶ月ほど日持ちしますので、常備野菜としてもおすすめです!
旬の食材
2019.07.06
7月の旬の料理「そうめん」
明日は七夕ですね♪
七夕は、願い事を書いた短冊を笹の葉につるし、おりひめとひこぼしに祈りを捧げる、日本で古くから執り行われているお祭り行事の一つです。
この七夕の日に、地域によって食べられている行事食がそうめんになります。
この風習の由来はなんと平安時代にまで遡るそうで、そうめんの原型といわれる索餅が七夕の儀式に供えられていたそうです。
索餅は古代中国の麺料理で、7月7日に亡くなり悪鬼となった帝の子を鎮めるため、帝の子が好きだった索餅を供えて祀るようにりました。
その事から、7月7日に索餅を供えると1年間無病息災で過ごせると言い伝えられ、奈良時代に索餅が日本に伝えられた際に宮中行事に索餅を供えるとこが取り入られるようになりました。
そして、時代と共にそうめんが七夕に食べられるようになりました。
今年の七夕は、無病息災を祈りながら行事食のそうめんはいかがでしょうか。
旬の食材
2019.06.05
6月の旬の食材「ししとうがらし」
ハウス栽培も盛んに行われ年中出回っているししとうがらしですが、夏の太陽の日差しをいっぱいうけるこれからの時期が、もっとも美味しい旬の時期です。
ビタミンCが豊富に含まれ、栄養価も高いししとうがらしは夏バテにも効果あり!
まさにこれからの時期にふさわしい野菜ですね♪
また強い抗酸化作用もあり、動脈硬化予防にも一役かってくれる優れものの野菜です。
ちなみに普通食べられているししとうがらしは成長途中のもので、成熟すると唐辛子同様赤くなります。
そんなししとうがらしのオススメの食べ方は、豚肉とししとうがらしの炒め物。
豚肉も疲労回復の食材として知られていて、ししとうがらしと一緒に食べることで効果も倍増です!
疲れたなーと感じたら、是非お試しくださいねー♪
旬の食材
2019.05.20
5月の旬の食材「メロン」
みんながイメージする高級果物の王様といえば、やっぱり柔らで瑞々しく華やかな甘みと香りのするマスクメロンや夕張メロンが一番にくるのではないでしょうか。
そんなマスクメロンや夕張メロンの旬は5月から7月にかけて。
気軽に食べてみたいマスクメロンや夕張メロンですが、基本的に一株に一個しか実をつけない上に、病気に対しての抵抗性が低いため栽培が非常に難しく、どうしても値段が高くなってしまいます。
しかし、品質と価格のバランスが取れたメロンも多数あり、プリンセスメロンやアンデスメロンなど手頃な価格で楽しむことができます。
ちなみにアンデスメロンは「南米のアンデスから輸入されているから」というわけではなく、栽培しやすく安く提供できることより「安心ですメロン」と名付けられ、それを略してアンデスメロンとなったそうで、日本で生産・出荷されています。
食後のデザートに、たまにの贅沢でメロンもいいですね♪
旬の食材
2019.04.20
4月の旬の食材「ごぼう」
一般的なごぼうの旬は11月から2月の秋から冬にかけての時期ですが、上品な香りが際立つ新ごぼうの旬は4月から6月頃の初夏になります。
そもそも新ごぼうとは、秋から育てられ一般的なごぼうに育つ前に収穫された若どりのごぼうのことを指します。
ですので、一般的なごぼうより香りが良いと共に柔らかいのも特徴で、特に柳川鍋には欠かせない食材として重宝されています。
その他、軽く湯がいてサラダに、あっさりした味付けで香りをいかした煮物など、様々な料理を楽しむことができます。
また、ごぼうを調理するとき皮を剥くのが当たり前と思われがちですが、皮にも栄養が含まれていますので、皮は剥かずタワシなどでこすり洗いすると栄養分を失わずに綺麗にすることができます。
この時期にしか食べられない新ごぼう、ぜひご賞味ください。
旬の食材
2019.03.15
3月の旬の食材「さより」
ニシンと同じく春告魚として知られる「さより」の旬がやってきました。
旬の期間は3月から4月と言われており、まさに春を告げる魚と言われるにふさわしい魚ですね。
さよりは細魚・針魚とも表記されるように、細身の形をした見た目も美しい魚です。
また、身は脂肪がほとんどなく透明感のある白身で、刺身や干物、天ぷらなどににして、淡白で上品な味を楽しむことができます。
オススメの食べ方は、さよりのサイズにもよりますが、開きにしたさよりに大葉と梅肉をのせ、コロコロと巻いて爪楊枝でとめてロール状にし、衣をつけてあげる天ぷらがオススメです。
淡白な身に大葉と梅肉のさわやかな香りがマッチして、まさに春の訪れを感じる一品です♫
ぜひ、さよりを食べて春の訪れを感じてくださいね。
旬の食材
2019.02.20
2月の旬の食材「ふぐ」
ふぐが最も美味しくなる旬の時期がやってまいりました。
11月から2月下旬までがふぐの旬と言われていますが、特に産卵時期に近づいた2月こそが、身も白子も旨味たっぷりで絶品の美味しさになります。
ふぐといえば鍋も絶品ですが、薄く刺身にして薬味とポン酢でいただくふぐ刺しも絶品ですよね。
関西ではてっさとも呼ばれるふぐ刺しですが、鉄砲の刺身からてっさと言われるようになったそうです。
というのは、今ほどふぐ毒の管理が厳重でなかった昔、「たまに当たる」、「弾に当たる」にかけて、鉄砲の刺身=てっさと呼ばれるようになったとか。
もちろん現在流通しているふぐは、厳格なルールのもと、ふぐ調理免許を取得した専門の職人がさばいたふぐが提供されており、弾に当たることは一切ありませんので、安心してお召し上がりください♪
旬の食材
2019.01.22
1月の旬の食材「水菜」
お鍋に欠かせない食材の一つ、シャキシャキとした食感が美味しい水菜の旬の季節になりました。
昔は鯨と一緒にハリハリ鍋にして食べた、という方も多いのではないでしょうか。
今ではハウス栽培されていて通年を通して売り場で見かけますが、露地物の旬は冬の季節になります。
もともと京都が原産の京野菜の一つで、寒い時期でも収穫できる野菜として重宝されてきたそうです。
元々の在来種は茎に張りがありピリッとした味わいですが、全国のスーパーで出回っている水菜は生でも美味しく食べられるように品種改良され、辛味がなく柔らかく食べやすくなっているので、サラダなどにもぴったりの食材です。
また、ビタミンCが豊富に含まれ、風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどの予防に効果があり、まさに冬にぴったりの野菜です。
古くから親しまれてきた伝統野菜の旬を、ぜひ味わってくださいね♪
旬の食材
2018.12.11
12月の旬の食材「金目鯛」
ギョロっとした大きな目と鮮やかな赤色の体が特徴の金目鯛。
店頭でもひときわ目を引く魚ですよね。
金目鯛という名前の由来は、目玉が光の加減で金色に見えることから金目鯛とつけられています。また、鯛と名前についていますが、深海魚でもある金目鯛はキンメダイ目キンメダイ科に分類され、マダイなどのタイ科とは全く違う種類になります。
一年を通して流通し、すっきりとクセが全くなく上品な脂が甘みを感じさせてくれる金目鯛ですが、最も美味しい旬の時期は、産卵を終え体力が戻り脂がのって丸々と肥え太った、12月から2月の冬になります。
ただ、産地によって旬の時期が多少ことなり、例えば高知で獲れる金目鯛は、産卵前の7月から9月が美味しい旬と言われています。
白身の魚で一般的に煮付けが美味しいと言われる金目鯛ですが、さっと塩をふった焼き魚も絶品です。
名前も見た目もおめでたい金目鯛、年末のご馳走にぜひご賞味ください♪
旬の食材
2018.11.20
11月の旬の食材「春菊」
お鍋にもってこいの春菊の美味しい季節になりました。
漢字をみると春に菊と書くので、一見すると春が旬のように思ってしまいますが、春に花を咲かせるため春菊と呼ばれています。
また一年中出回っている春菊ですが、丁度今ぐらいの時期から冬にかけてが、葉茎が柔らかで香りも高い、美味しい旬の時期なります。
春菊にはうれしい栄養がたくさん含まれています。
中でも風邪の予防にぴったりのβカロチンが豊富に含まれていて、風邪をひきやすいこれからの時期にぴったりの野菜ですね!
香りが強いことからワンパターンなメニューになりがちな春菊ですが、お肉と一緒に炒めたり、パスタにしても意外とあいます。
これからどんどん美味しくなっていく春菊を使って、ぜひ色々なメニューにチャレンジしてみてくださいね♪
旬の食材
2018.10.15
10月の旬の食材「鯖」
縄文時代の遺跡から骨が見つかるほど、サバは日本人にとって昔からおなじみの魚の一つと言えます。
焼いてよし煮てよし、紀州では早なれ鮨としても親しまれてきたサバですが、実は様々な種類のサバが流通しています。
日本近海で水揚げされるマサバ(背の方に模様があり腹が白い)は、秋から冬のこれから寒くなっていく時期(10月から11月は秋サバ、12月から2月は寒サバとも呼ばれる)に脂がのり、美味しい旬の季節になります。
マサバは日本各地で獲れますが、中でも佐賀関沖で獲れたものは「関サバ」と呼ばれ、ブランドサバの一つに数えられます。
他にも三陸沖の金華山あたりで獲れる「金華サバ」、東京湾で獲れる「松輪サバ」など、様々なブランドサバがあります。
また、同様に日本近海で水揚げされるゴマサバ(背の方に模様があり腹に斑点がある)は、脂が少なく一年を通して味がほとんど変わりませんが、マサバの流通量が少なくなる夏に漁獲高が増えるため、夏が旬と言われています。
主にノルウェーから輸入され、店頭でよく見かける太平洋サバ(背の方にくの字の模様があり腹が白い)は、ノルウェーの厳しい漁獲制限のもと脂ののった時期にのみ水揚げされるため、常に高い品質が維持されています。
それぞれ種類の違いを楽しみながらサバを味わうのも楽しいかもしれません。
ぜひ、旬の味を楽しんでくださいね♪
旬の食材
2018.09.10
9月の旬の食材「鮭」
ギンザケ、ベニザケ、キングサーモンなど、今では世界中から輸入され、一年を通して流通している鮭。
日本で水揚げされた鮭(シロザケ)が楽しめるのは9月から11月、秋鮭とも呼ばれ北海道全域で漁獲されています。
サンマと並び、昔から日本の秋を代表する魚として親しまれてきた魚です。
鮭を塩で加工した塩鮭は、塩の働きによって生臭さがとれ、旨味がぎゅっと凝縮された濃厚な味わいを楽しめます。
また鮭で忘れてはならないのが、なんといってもイクラ。
イクラは成熟した卵をばらしたもので、塩や醤油漬けにしたものが出回っています。
ちなみに筋子は、バラさずに卵巣に入った状態のまま、塩や醤油漬けにしたものです。
鮭の選び方のポイントは、切り身の場合は身の色が濃く鱗が銀色に輝いているものを、一尾の場合は体がよく太り、エラの色が鮮やかで鱗が銀色に輝いているものを選ぶと間違いなしです。
身も卵も皮も一匹丸ごと無駄なく美味しくいただける鮭。
ぜひ、日本を代表する秋の味覚を、今年も楽しんでくださいね♪
旬の食材
2018.08.02
8月の旬の食材「スルメイカ」
日本ではたくさんの種類のイカが獲れ、季節によって様々な種類のイカの旬を楽しめます。その中でも夏に旬を迎えるのが「スルメイカ(真イカ)」です。
スルメイカは日本で最も漁獲量の多いイカで、その名の通り、かつてはスルメに加工し食されていました。しかし、生のイカを細く切り、醤油などで食べる函館名物「イカそうめん」で生食の美味しさが知られるようになり、スルメイカはイカそうめんだけでなく刺身にしても食べられるようになりました。
鮮度の良いイカそうめんは身が透き通っていて歯ごたえもあり、一晩寝かしたものは身が甘くなりイカ本来の味を楽しむことが出来ます。
刺身に煮物、揚げても焼いても美味しい、何かと使い勝手の良いスルメイカ、是非、旬の味をご堪能ください。
旬の食材
2018.07.04
7月の旬の食材「きゅうり」
「世界でいちばん栄養が少ない野菜」としてギネス記録にも登録されたと、一時話題になったきゅうり。
しかし実際のところは「Least calorific fruit」と、もっともカロリーの低い果実と記されているのが、いつの間にか栄養が少ないと誤訳されて広まったのが本当のところのようです。
実際、カロリーベースで他の野菜と比べてみると、ビタミンCはトマトの約1.3倍、カリウムはナスの1.4倍と、低カロリーで高栄養なのがわかります。
そんなきゅうりの選び方ですが、トゲがしっかりしてるものが新鮮です。
サラダに酢の物に浅漬けにと何かと使い回しのきくきゅうりで、ぜひ今年の夏を味わってください♪
旬の食材
2018.06.20
6月の旬の食材「そら豆」
空に豆と書いてそら豆。
さやが空に向かって生ることからこの名前がつけられた、そら豆の美味しい季節になりました。
血行促進に疲労回復にと、まさにその名前が示す通り栄養が豊富に含まれています。
そら豆は塩茹でして食べるのが一般的ですが、さやごと焼く(両面焼きのグリルで10分くらい)と中が蒸し焼き状態になり、さらに旨味がアップします。
おつまみにも最適なそら豆を、今日の一品に是非♪
旬の食材
2018.05.20
5月の旬の食材「きびなご」
きびなごの美味しい季節になってきました。
鹿児島の食卓にはなくてはならない魚と言われていて、新鮮なきびなごを刺身にして酢味噌で食べるのが大人気ですが、手早く丸ごと唐揚げや天ぷらにしても美味しいですよね。
きびなごは成魚でも体長10cmほどの、魚体に入った青白色の縞模様が美しい魚です。
鹿児島では帯のことを「キビ」、小さい魚のことを「ナゴ」と言い、帯のような縞模様が入った小さな魚ということからきびなごと呼ばれるようになったという説があります。
いかにこの小さな魚が鹿児島で愛されているかが伝わってきますね。
ご家庭でも是非春の味を堪能してください。
旬の食材
2018.04.18
4月の旬の食材「アスパラガス」
すっかり春になりました。
人も動物も植物も、いろんなものがすくすく育ちだす季節ですね。
アスパラガスも冬の間に栄養を蓄えた根から、春になって青々とした若い茎がすくすくと伸びてきます。
このアスパラガスには、名前の由来にもなったアスパラギン酸が豊富に含まれていて、新陳代謝が活発になり疲労を和らげる効果があるとされています。
アスパラガスを調理するときに迷いがちなのが、根元のどの部分まで食べられるか。
根元は固かったり筋が多かったりで料理には向かなかったりしますよね。
見分ける簡単な方法は、根元の方と真ん中あたりを持って曲げてみること。
こうすると柔らかい部分と固い部分の境目でポキッと折れてくれます。
あとはピーラーで根元側の皮をむきとります。
茹でるには、塩を入れた熱湯で、1~2分ぐらい軽く茹で、氷水でしめます。
青々と色鮮やかでしゃきっとしたアスパラガスに茹で上がります。
春の訪れを感じながら、疲労回復にも効果があるアスパラガスを、是非お楽しみください。
旬の食材
2018.03.25
3月の旬の食材「ニラ」
少し春の訪れを感じる日が多くなってきたように感じる今日この頃。
あちこち遠出したくなってきますね。
3月になり旬になるのがスタミナ満点野菜のニラです。
β-カロテンやビタミンA、ビタミンCなどのビタミン類に、カルシウム、リン、鉄などのミネラルも豊富に含みます。
特に匂い成分のアリシン(ビタミンB1の吸収を高める)が疲労回復に役立ちます。
このアリシンはニラの根の方、白い部分に特に豊富に含まれているので、調理する際に切り捨ててしまわないように注意して下さい。
豚肉やレバーとの相性がよく、スタミナ満点のメニューが出来ます。
またニラは、独特のにおいから、火を通してからじゃないと食べられないというイメージがありますが、実は生でも食べられる食材です。
ごま油、塩、ポン酢などで和えるだけで、お酒に合う一品を簡単に作ることが出来ます。
ニラでスタミナをつけて、あちこち遠出したいですね♪
旬の食材
2018.02.26
2月の旬の食材「はまぐり」
もうすぐひな祭りですね。
ひな祭りにかかせない料理といえば、はまぐりの潮汁です。
はまぐりは、2月から3月にかけてが旬の時期になり、ひな祭りにはかかせない食材の一つと言えます。
はまぐりは2枚の殻がピッタリと重なり、他のはまぐりの貝殻とは絶対に合うことがないことから、「夫婦和合・夫婦円満」を象徴する縁起物とされるようになり、ひな祭りに食べると「良縁」を招くと言われています。
はまぐりの砂抜きは、海水と同じ濃度のお水(なめて少ししょっぱい位)にはまぐりが浸るぐらいにつけ、アルミホイルなどで覆って6時間ほどつけてください。
縁起にも良くて、焼いても美味しいはまぐり、是非ご賞味ください。
旬の食材
2018.01.07
1月の季節のメニュー「お雑煮」
今月も季節のメニューです。
お正月になると全国各地で食べられるお雑煮。
たくさんの具材とお餅が入っていて美味しいですよね。
このお雑煮、なぜ地方で使用する具材などの種類が違うのか、そもそもなぜお正月にお雑煮が食べられるようになったのでしょうか。
お雑煮の歴史は大変古く、平安時代のころより食べられていたと言われています。
新年を迎えるにあたり、歳神様(初日の出とともに現れる神様で穀物神とも先祖の霊ともいわれています。お正月は歳神様をお迎えしお祀りするもの)にお供えしていた、ご利益のある餅や大根、人参、里芋などの野菜類などを、新年を迎え最初に汲んだ若水と最初におこした火で煮込み、縁起物として元旦に食べるようになったのがお雑煮の始まりと言われています。
お雑煮に欠かせないお餅は、日本人にとってハレの日に食べるハレの食べ物ですが、江戸時代までは大変高価なものであったため、庶民は里芋を餅代わりとして食べていたそうです。
また、地方によってお雑煮に入れる具材や汁が違うのは、その土地で採れる食物が歳神様にお供えされ、お雑煮に使われてきたからで、お雑煮をみれば各地の特産や文化がわかります。
お雑煮は、日本の宗教や文化、各地域の特性が生み出した、日本ならでは料理といえるかもしれません。
脈々と受け継がれてきた伝統を、これからも引き継いでいきたいですね。
旬の食材
2017.12.29
12月の季節のメニュー「年越し蕎麦」
今回は趣向を変えて季節のメニューです。
大晦日にみんなが食べるモノといえば、やっぱり年越し蕎麦ですよね。
子供の頃、もうすぐ新年になろうかという時間帯に、そろそろ食べようかと準備して、家族みんなで食べていたのを思い出します。
ところでどうして大晦日に年越し蕎麦をたべるのでしょうか。
それには諸説あります。
一つは、蕎麦は他の麺類に比べて打っているときや茹でているときに切れやすいことから、「今年一年の厄を断ち切る」という意味をこめて、江戸時代のころから大晦日の夜に蕎麦を食べるようになったと言われています。
また、蕎麦は長く伸ばして細く切られて作られることから「細く長く新年も健康的に生きられますように」と言った意味や、蕎麦はどんな環境でも力強く育つことから「子が強くすくすくと育ちますように」と言った意味もあります。
いずれの諸説も、新しい年が幸せに過ごせるようにとの願いが込められているように思います。
新年に向けて、みなさんも幸せを願いながら、今年も年越し蕎麦を頂いてくださいね。
旬の食材
2017.11.15
11月の旬の食材「サツマイモ」
サツマイモの美味しい季節になりました。
ほっこりと甘みのある味わいと、ビタミンCも豊富で熱を加えても壊れにくいサツマイモは、寒くなるこれからの季節にぴったりの野菜ですね。
実際に収穫されるのは8月頃から11月までですが、2ヶ月から3ヶ月ほど貯蔵したほうが甘みが増すため、10月から1月が旬となります。
そんなサツマイモにとって、冷蔵庫にいれての保存は、寒さに弱いサツマイモを傷めてしまうためNGです。
保存する場合は、新聞紙に包んで冷暗所に保管すると長持ち(2週間ほど)します。
今回は、サツマイモの甘みとホクホクした食感を気軽に楽しめる、「サツマイモご飯」をご紹介します。
【超簡単!さつまいもゴハンの作り方】
材料:米2合、サツマイモ200g位、塩小さじ1、酒大さじ1
栄養もバッチリなサツマイモご飯を、是非ご賞味ください♪
旬の食材
2017.10.15
10月の旬の食材「鱧」
鱧には年に2回の旬があります。
6月から7月あたり気温が高くなることで動きが活発になり身が引き締まった初夏の鱧と、10月から11月あたり産卵後に旺盛な食欲を満たし脂がのった晩秋の鱧です。
特に晩秋の鱧は「金ハモ」とよばれ、奥深い味わい通好みの鱧といわれています。
また、和歌山は鱧の良漁場の一つに数えられており、新鮮で美味しい鱧を頂く事が出来ます。
夏が過ぎ疲れた体に、栄養満点の鱧を是非ご賞味ください。
旬の食材
2017.09.15
9月の旬の食材「かぼちゃ」
お料理にもお菓子にも大活躍するかぼちゃの美味しい季節がやってきました。
カロテンやビタミンB群を豊富に含むかぼちゃは、数ある野菜の中でも保存がききやすい野菜でもあります。
丸ごと保存する場合、風通しのよい涼しいところに置いておくだけで、約2カ月は大丈夫です。
また、かぼちゃは少し寝かせると熟成が進んで美味しくなるので、2週間ほど熟成のためにおいておくのもいいですね。
ただ、丸ごとでおいておく分には保存がききますが、カットして空気にさらすと日持ちはグッと短くなってしまいます。
種のあるワタから傷むので、まずはスプーンなどでワタをしっかりと取り除きます。
それからラップなどでピッタリとくるんで冷蔵庫に保存します。
この場合、だいたい1週間ほどは大丈夫です。
これだけ保存のききやすいかぼちゃですが、ネックは保存性を高めている固い皮。
包丁で切る時に、結構怖かったりしますよね。
今回は丸ごとかぼちゃでも安全に簡単に切れる方法をご紹介します。
【丸ごとでも簡単!かぼちゃの切り方♪】
①グラグラしない安定したまな板の上にかぼちゃを置く
➁ヘタのかたい部分をさけて、包丁の先端を皮の部分に突き刺す
③ある程度刺さったら、ゆっくりと下に切っていく
これだけです。
コツは始めから包丁の刃の部分でかぼちゃを切ろうとするのではなく、一度包丁の先端で突き刺してから切るということです。
もしそれでも切りにくいという場合や、切り分けたかぼちゃをさらに細かく切っていく時には、一度レンジで柔らかくしてあげるのも手です。
丸ごとの状態なら4分程度、切り分けた状態なら2分程度、レンジで加熱してあげれば皮が柔らかくなり切りやすくなります。
是非一度、試してみてください♪
旬の食材
2017.08.20
8月の旬の食材「ズッキーニ」
日本の食卓にすっかり定着してきたズッキーニ。
ヨーロッパでよく使われている食材で、南仏の郷土料理ラタトゥイユに使われていたりします。
旬は6月から9月のいわゆる夏野菜で、高血圧予防に効果を発揮するカリウムを多く含んでいます。
細長いその形からきゅうりの一種と思われがちですが、実はかぼちゃの一種です。
果肉はなすとよく似ていて、なすと同じように油との相性が抜群です。
薄くスライスしてオリーブオイルで炒めたり、天ぷらやフライの種としてもおすすめです。
是非、この夏ズッキーニをお試しください。
旬の食材
2017.07.10
7月の旬の食材「トウモロコシ」
米、麦と並び世界3大穀物に数えられるトウモロコシ。
その栽培歴史は古く、なんと紀元前5000年頃には大規模に栽培されるようになり、その栄養価の高さなどから、以来ずっと人々に愛される食物になりました。
日本には16世紀頃(戦国時代)にポルトガル人によって長崎に伝えられ、それより前に唐より伝えられていた植物のモロコシに似ていたことから、トウモロコシと名付けられました。
日本でも意外と古くから食べられていたんですね。
そんな昔から愛されていたトウモロコシは、7月から8月にかけて最も美味しい旬の時期を迎えます。
ただ旬の時期でも美味しく食べるために気をつけて頂きたいのは、『買ってきたトウモロコシはその日に食べる』ということです。
というのは、トウモロコシはとってもデリケートな野菜だからです。
そんなトウモロコシを美味しく簡単に手早く調理する方法を、今回ご紹介させていただきます。
【レンジで手早く!トウモロコシの茹で方】
程よい塩気がトウモロコシの甘みをさらに引き立ててくれます!
夏を代表する味覚を、是非、ご賞味くださいね♪
旬の食材
2017.06.15
6月の旬の食材「紫蘇」
紫蘇と大葉って何が違うの?
結論からいいますと、ただの呼び方の違いで物は一緒です。
ただ紫蘇には青紫蘇と赤紫蘇があり、このうち青紫蘇のことを大葉と呼びます。
青紫蘇が大葉と呼ばれるようになったのは、昔、青紫蘇の葉っぱと茎が発売されていて、葉っぱと茎を区別するために葉っぱのことを大葉と呼ぶようになったからです。
また、青紫蘇と赤紫蘇の違いですが、香りが強い青紫蘇は薬味や天ぷらに、赤紫蘇は梅干しなどの色つけに使われています。
それではここで、青紫蘇を使用した「栄養満点!夏にぴったり豚肉の梅紫蘇ロール揚げ」レシピを紹介します。
【栄養満点!夏にぴったり豚肉の梅紫蘇ロール揚げ】
たったこれだけで、夏バテ対策にぴったりの一品ができあがります。
ぜひ、お試しくださいね♪
旬の食材
2017.05.10
5月の旬の食材「新ジャガイモ」
新ジャガイモの季節がやってきました。
とここで思うのが新ジャガイモとジャガイモの違い。
一体何がちがうのでしょうか。
一般的に通年流通しているジャガイモは、冬から春先にかけて植えられたものを秋に収穫し、貯蔵されてから順次出荷されています。
それに対して新ジャガイモは、冬に植えられたものを春先に収穫し、収穫後に貯蔵せずにそのまま出荷されたものになります。
ですので新ジャガイモは、普通のジャガイモに比べて瑞々しいのが特徴で、今の時期にしか食べられないとっておきのジャガイモなのです。
また新ジャガイモは皮が薄く食べられるのも特徴で、素揚げのポテトフライやじゃがバターなど、皮ごとそのままを活かしたレシピがおススメです。
【手間なし新ジャガイモのじゃがバター】
①新ジャガイモをよく洗い、軽く水けをきってから皮を剥かずにラップでぴっちりと包む
②500Wのレンジで5分ほど加熱し、竹串などで火の通りを見ながら更に2、3分ほど加熱する。
③火が通ったら十字の切れ込みをいれ、オーブントースターで5分ほど加熱する。
④お皿に取り出し、バターをのせたら出来上がり♪
ほとんど洗い物もでないじゃがバターはおやつにもお勧めです。
今しか食べられないじゃがバター、是非ご賞味くださいねー♪
旬の食材
2017.04.15
4月の旬の食材「うすいえんどう」
なんと全国の生産量の5割以上を生産している和歌山の特産品、うすいえんどうの美味しい季節がやってきました。
豆ごはんにしたり卵とじにしたりと春を感じる味わいで美味しいですよね。
和歌山では馴染みが深いうすいえんどうですが、グリーンピースが苦手で食べず嫌いな方も多いのではないでしょうか。
見た目も形もそっくりなグリーンピースとうすいえんどう。
どちらもマメ科エンドウ属に属する豆ですが、グリーンピースはグリーンピースという品種、うすいえんどうはうすいえんどうという品種になります。
ですので、もちろん味も風味も変わってきます。
うすいえんどうはグリーンピースに比べ、青臭さが少なく皮も薄いのが特徴です。
今回は苦手意識がある方でも美味しくいただける簡単レシピをご紹介します。
【手間なしうすいえんどうのオーブントースター焼き】
※オーブンの場合、280℃に設定してください
あとは皮をむきながら食べるだけ。
豆の甘みが引き出されとっても美味しく召し上がっていただけると思います。
ぜひお試しくださいね♪
旬の食材
2017.03.17
3月の旬の食材「パセリ」
「パセリ」と聞いて、お皿の横にちょこんと乗っかってる付け合わせ食材?って思う方が多いんじゃないでしょうか。
パセリには野菜の中でもトップクラス級に栄養素がたくさん含まれていて、出来ればたくさん食べたい野菜の一つです。
そこで今回は、苦くて敬遠されがちなパセリを美味しく食べられる「秘訣」をご紹介します。
【超簡単!パセリの美味しい食べ方♪】
秘訣は簡単♪
生ではなく火を通して調理するだけ。
これだけであれだけ苦かったパセリの苦みが抑えられるとともに旨みも感じられるようになります。
フライパンで30秒ほど強火で蒸し焼きすれば、お肉料理の付け合わせに!
70度ほどのお湯で1分ほど湯がいてゴマやカツオ節をふればおひたしに!
他にもパセリを使った色んなレシピがあります。
栄養の塊のパセリ。
是非、今夜の食卓に一品料理として登場させてあげてくださいね♪
旬の食材
2017.02.09
2月の旬の食材「伊予柑」
「伊予柑=良い予感」で受験生にも人気の伊予柑の美味しい時期になりました。
伊予柑はミカンとオレンジの交雑種といわれており、果汁たっぷりでミカンのように甘く、オレンジのような爽やかな香りが特徴です。
またビタミンCが豊富に含まれており、冬の風邪予防にピッタリの果物です。
一見すると皮が厚く食べにくそうな果物ですが、ほんの一手間でパクパク食べられるお手軽な果物に早変わり!
今回は伊予柑の剥き方食べ方を紹介します。
【簡単!伊予柑の剥き方食べ方】
包丁やハサミを使いますが、あっという間(3分位)にできちゃう作業です。
食卓でコタツで、風邪予防にもなる冬の味覚を是非ご賞味ください。
旬の食材
2017.01.31
1月の旬の食材「大根」
冬の寒さが厳しくなってくるこの時期、あったかい鍋料理がおいしいですね。
そんな鍋料理におすすめしたいのが、この時期に旬を迎える大根を使ったおろしポン酢です。
というのは、大根には消化酵素(でんぷん分解酵素・タンパク質分解酵素・脂肪分解酵素)が豊富に含まれているのですが、酵素は熱(50℃前後で失活)に弱いため、おろしにして生食するのが一番だからです。
そんな健康にも良い大根おろしを作る時に迷うのが、大根のどの部分をおろしにするのがおいしいのかということ。
大根の部分別利用法を紹介します。
【大根の部分別利用法】
大根は葉っぱと根からなり、根は葉っぱに近い部分、真ん中の部分、根っこ側の部分の3っつの部分に分かれます。
≪葉っぱ≫
細かく刻んで炒め物やお味噌汁の具に。
≪根:葉っぱに近い部分≫
辛みが弱く、最も甘みのある部分。サラダや辛みの少ない大根おろし用に。
≪根:真ん中の部分≫
辛みと甘みのバランスがよく大根本来の味わいが楽しめる部分。大根おろしに最適。水分も多いので、煮物にも最適です。
≪根:根っこ側の部分≫
辛みとアクが一番強い部分。漬物やお味噌汁の具に最適。辛みの強い大根おろしがお好みならこの部分。
いかがでしたか?
葉っぱで光合成された栄養が上から順にいきわたっていくとイメージすれば覚えておきやすいかも。
是非、この冬の鍋料理には大根おろしも忘れずに♪